...蜀山人から出て蜀山人よりも力があって...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...振つたりと聞きて驚き、蜀山人と聞きて、猶更驚き、膝を進め、腰を搖がして、その故を問へば、牛は何と鳴くぞ、もう/\、狐は何と鳴くぞ、こん/\...
大町桂月 「牛經」
...蜀山人が和蘭の妨害について誌したやうに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...寛政(かんせい)改元の年蜀山人四十に達しその父を失ふ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...文政(ぶんせい)六年蜀山人七十五歳を以て逝(ゆ)く...
永井荷風 「江戸芸術論」
...床の間に蜀山人の狂詩一幅をかけたり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...むかし蜀山人が碑の全文を里言葉でつくつた遊女なにがしの墓のある事を故老から聞き伝へて...
永井荷風 「里の今昔」
...むかし蜀山人が碑の全文を里言葉でつくった遊女なにがしの墓のある事を故老から聞き伝えて...
永井荷風 「里の今昔」
...蜀山人(しょくさんじん)が吟咏(ぎんえい)のめりやすにそぞろ天明(てんめい)の昔をしのばせる仮宅(かりたく)の繁昌(はんじょう)も...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...蜀山人が随筆『奴師労之』の終りに...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...目白の眺望は既に蜀山人(しょくさんじん)の東豊山(とうほうざん)十五景の狂歌にもある通り昔からの名所である...
永井荷風 「日和下駄」
...然れどもわが書庫に蜀山人(しょくさんじん)が文集あり『山手(やまのて)閑居(かんきょ)の記(き)』はよくわれを慰む...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...蜀山人(しょくさんじん)を罵(ののし)る者がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「太田南畝っていったい何だい」「蜀山人(しょくさんじん)の事さ...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...蜀山人(しょくさんじん)と貝原益軒もいいが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...」「蜀山人先生御病気のよし御次に宜奉願上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又「蜀山人先生御病気のよし(中略)御病状も承度候」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最初は多少蜀山人(しょくさんじん)に私淑したかの書体であった...
山本笑月 「明治世相百話」
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