...露国の文明は中古の欧州文明と亜細亜(アジア)の野蛮的文物との混和である...
大隈重信 「日本の文明」
...血を見て満足するという野蛮的行為であるか...
大隈重信 「平和事業の将来」
...ただの庶民を野蛮的に危険な目に遭わせたり不具にしたりするという苦情が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...夫の蛮的行為のまっ最中でも常に快活であったということは...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それでいて南蛮的な異国趣味の多分にあるものであった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...文明的手段よりもむしろ多くの野蛮的手段を用いたこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その勇気はほとんど蛮的であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを我無洒落(がむしゃら)に向ってくるのはよほど無教育な野蛮的蟷螂である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大日本国帝都の中心においてかくのごとき野蛮的行動はあり得べからざる奇蹟に属している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...腰に金時計をブラ下げていても家(うち)では不衛生的な野蛮的な食物を喫しているといわれたらそれこそ外聞が悪いというようになりましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...中には野蛮的の人物が他人の席まで横領して毛布(けっと)を長く拡げて空気枕をして腰掛の上へ横臥(おうが)するものもありますがあれは自ら好んで塵や細菌を吸い込むのです...
村井弦斎 「食道楽」
...今の学生がよく脳病だ脳病だというのは大概胃病の結果でその胃病は野蛮的の暴飲暴食から来るのです...
村井弦斎 「食道楽」
...こんな野蛮的の西洋料理は亜米利加へ往(い)っても欧羅巴へ往っても見られんそうだ...
村井弦斎 「食道楽」
...少々蛮的で相手に怪我(けが)をさせることもある危険性...
山本笑月 「明治世相百話」
...今までの紳士的な物ごしが消え失せて一種の野蛮的な...
夢野久作 「暗黒公使」
...その眼は異様に輝き蛮的な野獣的な欲望に燃えていた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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