...水蛭(ひる)の付きし「ひよつとこ鈎」を発見せり...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...その色が段々蒼(あお)くなってな、ちっとずつ固まって掻いすくまったようだっけや、ぶくぶくと裾(すそ)の方が水際で膨れたあ、蛭(ひる)めが、吸い肥(ふと)ったようになって、ほとりの波の上へ落ちたがね、からからと明くなって、蒼黒い海さ、日の下で突張(つっぱ)って、刎(は)ねてるだ...
泉鏡花 「海異記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...鉛筆の芯になった蛭などは……...
豊島与志雄 「非情の愛」
...蛭はいつまでも水分を含んでいて...
豊島与志雄 「非情の愛」
...夜は蛭に似た口で落葉から昼の暖かさを吸い取ってしまった...
豊島与志雄 「文学以前」
...各中隊は環状をなした水蛭(みずびる)の群れのごとく波動しふくれ上がっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蛭(ひる)ヶ岳(たけ)があり...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛭子(えびす)神社の境内で...
火野葦平 「花と龍」
...暗黒の金比羅神社も、蛭子神社も、その凄さは白山神社に劣らない...
火野葦平 「花と龍」
...お蛭子(えびす)さんの鳥居のところで...
火野葦平 「花と龍」
...町の裏の百姓家に蛭を買ひに行つた...
水野仙子 「四十餘日」
...しかるに海幸(うみさち)を守る蛭子社を数町乃至(ないし)一...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
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三好達治 「故郷の花」
...わが神代史の蛭子説話と...
柳田国男 「海上の道」
...脚の方は神代記(じんだいき)の蛭子(ひるこ)をこの神としての推測らしいが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...彼の声から蛭(ひる)ヶ小島(こじま)は暁(あ)けるといってよかった...
吉川英治 「源頼朝」
...蛭(ひる)ヶ小島(こじま)の頼朝だった...
吉川英治 「源頼朝」
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