例文・使い方一覧でみる「蛛」の意味
スポンサーリンク...すると土蜘蛛は、一ちぢみにちぢみ上って、「ああ、御返し申しますとも、何であなたの仰有（おっしゃ）る事に、いやだなどと申しましょう... 
芥川龍之介 「犬と笛」
...今まで何ともなかった蜘蛛の糸が...
芥川龍之介 「蜘蛛の糸」
...蜘蛛は沢山いて、そして面白い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蜘蛛（くも）の囲（い）の間にかかって...
泉鏡花 「縁結び」
...蜘蛛の牙の鋭いことぢやなくつて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...板の間に這入ると蜘蛛の巣が顏にかゝつて...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...・朝風そよげばひかるは青葉から青葉へ蜘蛛のいとなみ・水をあびてはつるみとんぼの情熱・晴れてけさはすつかり青田で・萩がもう...
種田山頭火 「其中日記」
...頭には蜘蛛（くも）の巣（す）までひっかかっていました...
豊島与志雄 「ひでり狐」
...その蜘蛛（くも）の巣を破ってしまわなければならないこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蜘蛛の巣を潜（くゞ）つちや入れないよ」ガラツ八は一言もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怪しい蜘蛛（くも）の糸に操（あやつ）られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...禁獄された人が絃を鼓する事数日にして鼠と蜘蛛（くも）が夥しく出で来り...
南方熊楠 「十二支考」
...俺の手は蜘蛛（くも）みたいな手だから...
横光利一 「上海」
...するとそこには蜘蛛（くも）の巣だらけな暗闇を天国として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「――が、やはり私は、代官でござる、縛るのは国法です、蜘蛛太は牢に入れました、所へ折よく佐渡へ渡る僧がござりましたゆえ、その僧に托（たく）して彼を流しました、怖らく蜘蛛太も、私以上に、前非（ぜんぴ）を悔いておりますことゆえ、やがて仏弟子となるか、真面目な町人となって、幾年かの後には、訪ねてくる折がござろう」生信房は、ほっとしたように、眉に明るいものをたたえた...
吉川英治 「親鸞」
...蜘蛛の子みたいに...
吉川英治 「平の将門」
...不死人は、妓たちを、駒に乗せ、自分も馬の背にまたがり、陸奥（みちのく）の商人（あきゅうど）が国へ帰るものと称（とな）えて――手下の禿鷹、蜘蛛太、穴彦などに馬の口輪を持たせ、都から東海道を下って行った...
吉川英治 「平の将門」
...蜘蛛手（くもで）に張り廻した帆綱（ほづな）帆車（ほぐるま）...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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