...道路の捨石の下にまで住む蚤と...
江南文三 「佐渡が島から」
...次には蚊と蚤だ...
大杉栄 「獄中消息」
...猿(えて)きちや蚤(のみ)を自慢の数によみ込んだところで...
薄田泣菫 「茶話」
...ほんの蚤の喰ったくらいのものだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...蚤はあたりまへだが...
種田山頭火 「行乞記」
...「ゆうべは蚤は出ませんでしたか」と聞いた...
夏目漱石 「三四郎」
...汗でむずむずするのと蚤(のみ)が這(は)ってむずむずするのは判然と区別が出来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ちやうど蚤(のみ)に背中を喰(く)はれてゐて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...これでも蚤の螫した跡よりはでっかいでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猫の蚤(のみ)取りさえ触れ歩いた時代ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蚤取り眼で詮索したならば...
葉山嘉樹 「万福追想」
...蚤は蚤でも、タキシードの襟にカーネェションの花をつけた大きな蚤なので、安部もむっとしないわけではなかったが、西洋の女蕩しというものは、どれほど執拗で抜目がなく、そういうものにたいして、日本の女性がいかに脆く出来ているかということも承知している...
久生十蘭 「予言」
...どうして蚤(のみ)がいるんだい?」「さあね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
......
三好達治 「朝菜集」
...しかし斎が蚤(はや)く懐之に其古泉癖を伝へたことも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蚤(のみ)虱(しらみ)にも鍛(きた)えられていたし...
吉川英治 「新書太閤記」
...鼓上蚤(こじょうそう)とかいう蚤(のみ)虱(しらみ)みたいな奴は...
吉川英治 「新・水滸伝」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??