...彼女たちは私を蚊帳の外に置いた...
...会議の参加資格がないため、私は蚊帳の外だった...
...彼は部外者として蚊帳の外に置かれた...
...この問題には全く蚊帳の外だ...
...彼は重要な情報を知らないため、蚊帳の外である...
...浦子は辛うじて蚊帳の外に...
泉鏡花 「悪獣篇」
...二人は蚊帳の外で...
伊藤左千夫 「浜菊」
...浜さんだって女のような気がしないって云ったじゃないか」蚊帳の外の...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...蚊帳の外へ逃げ出して行つた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...暗い所にふわ/\している蚊帳の外側がぼんやり分ったくらいな程度で...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ちゃんと此処にありますの」もう彼女は蚊帳の外にいて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...現にその夜蚊帳の外にいたと云う道阿弥の見聞を疑う餘地はないからである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...蚊帳の外に茫然(ぼんやり)坐っている房吉の傍へ帰って来て言った...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼はその晩徹宵蚊帳の外で...
徳田秋聲 「老苦」
...」「お前待ち待ち蚊帳の外……と云うわけか...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...蚊帳の外に立ってこう言ったのは女の声であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒲団の隙間からそっと目だけ出して蚊帳の外を見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒲團をのべて蚊帳の外へ出る...
長塚節 「開業醫」
...蚊帳の外には足が投げ出してあった...
長塚節 「太十と其犬」
...蚊帳の外へつゝ立つてゐる...
林芙美子 「濡れた葦」
...蚊帳の外に腰を下して...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...それを蚊帳(かや)の中に寢させ其侍女の娘が一しよに奉公してゐたのを蚊帳の外にすわらせ...
森鴎外 「栗山大膳」
...「蚊に喰べられたのでございましょう」「蚊ならよいが」「寝ても暴れて、蚊帳の外へ、ころげますので」「寝冷えさすな」「はい」「疱瘡(ほうそう)に気をつけよ」「仰せまでもございませぬ」「夫婦(ふたり)が仲の初の児...
吉川英治 「新書太閤記」
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