...彼女たちは私を蚊帳の外に置いた...
...会議の参加資格がないため、私は蚊帳の外だった...
...彼は部外者として蚊帳の外に置かれた...
...この問題には全く蚊帳の外だ...
...彼は重要な情報を知らないため、蚊帳の外である...
...脚を一本蚊帳の外に投出して...
石川啄木 「赤痢」
...突然褌一つで蚊帳の外に跳び出したが...
石川啄木 「赤痢」
...浦子は辛うじて蚊帳の外に...
泉鏡花 「悪獣篇」
...二人は蚊帳の外で...
伊藤左千夫 「浜菊」
...蚊帳の外に女が坐っていた」それを聞くと二人の生徒が笑いだした...
田中貢太郎 「女の姿」
...蚊帳の外へ逃げ出して行った...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...蚊帳の外へ逃げ出して行つた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...ちゃんと此処にありますの」もう彼女は蚊帳の外にいて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...蚊帳の外に茫然(ぼんやり)坐っている房吉の傍へ帰って来て言った...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼はその晩徹宵蚊帳の外で...
徳田秋聲 「老苦」
...それから蚊帳の外に出て...
豊島与志雄 「白血球」
...男は蚊帳の外から手を差伸べて...
豊島与志雄 「白血球」
...」「お前待ち待ち蚊帳の外……と云うわけか...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...五月三十日といふに雨いたく降りてわびしかりけれどもおして歸郷す垂乳根の母が釣りたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども小さなる蚊帳もこそよきしめやかに雨を聽きつゝやがて眠らむ蚊帳の外に蚊の聲きかずなりし時けうとく我は眠りたるらむ三十一日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...蚊帳の外に腰を下して...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...正三は蚊帳の外に匐ひ出すと...
原民喜 「壊滅の序曲」
...昨夜は小さい蚊帳の外からさす電燈の灯を眺めながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「蚊に喰べられたのでございましょう」「蚊ならよいが」「寝ても暴れて、蚊帳の外へ、ころげますので」「寝冷えさすな」「はい」「疱瘡(ほうそう)に気をつけよ」「仰せまでもございませぬ」「夫婦(ふたり)が仲の初の児...
吉川英治 「新書太閤記」
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