...結局今までの犠牲が虻蜂とらずに終るばかりでなく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...虻(あぶ)澄みてつつと移りて又澄みぬ十一月十一日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...枯菊の色をたづねて虻(あぶ)来たるどこやらに急に逃げたる冬日かな十二月二十一日 土筆会...
高浜虚子 「六百句」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...福沢先生は爵位を受けず板垣翁は華族一代論を称えし事さえあるに今の若きものにて猶斯の如き文言を書して宴席に人を誘うものあるかと思えば世の中は年と共におくれて行く様な気もする折から青空に飛行機虻の如くうなり泥濘の巷に普通選挙の声蛙の如く湧き出るを耳にす...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...青木健作氏の「虻(あぶ)」抔(など)は好例である...
「長塚節氏の小説「土」」
...虻(あぶ)が一匹...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...窓から飛びこんでくる蜂や虻(あぶ)などに気を配り出した...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...臭気をかぎつけた虻(あぶ)が頭上を舞っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...大神ゼウス虻(あぶ)を放ちて馬を螫(さ)さしめ...
南方熊楠 「十二支考」
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三好達治 「間花集」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...にぶい虻のように疲れた声であった...
室生犀星 「幻影の都市」
...虻(あぶ)に手斧(ちょうな)といったような死の予言の話なども...
柳田国男 「海上の道」
...その時ブーンと唸(うな)って一匹の虻が飛んで来て...
夢野久作 「虻のおれい」
...虻(あぶ)蜂(はち)とらずの目を見てしまうに違いない...
吉川英治 「親鸞」
...虻蜂(あぶはち)とらずの骨折り損...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...牛どもは勝ち誇った水の虻の軍勢の下で...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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