...虱(しらみ)だか捻(ひね)っています...
泉鏡花 「薄紅梅」
...たゞ木虱の小舎がある事だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その蟻共はさし迫つた作業の為めに自分達で出かけて行て木虱をさがすといふ事は出来ないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...虱(しらみ)つぶしに島内から...
海野十三 「少年探偵長」
...また「空の虱(プー)」が飛び来って...
海野十三 「地球盗難」
...蚤か虱かを探しているようだった...
豊島与志雄 「オランウータン」
...肌着の縫目から虱を一匹探し出して...
中島敦 「名人傳」
...家中の者を虱潰(しらみつぶ)しに訊いて廻つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五十人もの男を虱(しら)み潰(つぶ)しに洗って見ろ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ケネーの田舍宿では虱に攻撃せられ...
濱田耕作 「埃及雜記」
...虱と一緒に育てはしたが...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...「はぎ野は?」「虱(しらみ)のわいている乞食(こじき)武士には...
室生犀星 「野に臥す者」
...なにしろ患者は蚤(のみ)と虱(しらみ)のたかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...虱(しらみ)がたかっていた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...右も左も虱(しらみ)の卵生み付けたゴト不義理な借銭ばっかり...
夢野久作 「近世快人伝」
...虱の卵を生み附けられた顔がイクラでも眼に付きます...
夢野久作 「近世快人伝」
...鼓上蚤(こじょうそう)とかいう蚤(のみ)虱(しらみ)みたいな奴は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...虱(しらみ)しぼりの手拭をとった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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