...僕の脳髄(なうずゐ)の襞(ひだ)ごとに虱(しらみ)がたかつてゐるやうな気がして来るのです...
芥川龍之介 「囈語」
...虱(しらみ)が沢山ゐた...
芥川龍之介 「虱」
...随所にゐる虱をてんでに茶呑茶碗の中へ...
芥川龍之介 「虱」
...どうして成就しない事がありませう! 木虱は負けてしまひます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其の木虱の管から甘味(おい)しい乳を腹一ぱいに飲む事が出来るのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其の最初の一匹から生れた十匹の木虱がそれ/″\十匹づつ産むと...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...片ッ端から虱潰(しらみつぶ)しに調べられた...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
......
種田山頭火 「四国遍路日記」
...彼ラスコルニコフを生かすためには虱のような老婆一匹をひねりつぶしても構わないと結論する...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...虱を吊るした窓の外の風物は...
中島敦 「名人傳」
...「虱でさへも仇敵を討つために...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...虱潰(しらみつぶ)しにしらべたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十人もの男を虱(しら)み潰(つぶ)しに洗つて見ろ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...虱(しらみ)つぶしに調べ始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひとりずつ虱っ潰しにして見たんだ...
久生十蘭 「金狼」
...外事課は十二月初旬以来の来航者並びに在留外人の行動を一人ずつ虱つぶしに調査することになった...
久生十蘭 「魔都」
...虱がぞろぞろ這い出して来ました...
吉川英治 「新書太閤記」
...また虱(しらみ)しぼりの手拭を頭にのせ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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