...好きな虫けらも見当らないので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...はっと醒めては自身の虫けらを知り...
太宰治 「善蔵を思う」
...虫けらみたいな……ラネーフスカヤ (ムッとするが...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...害悪な虫けらのように残忍非道なことをしてのけるフョードル・パーヴロヴィッチが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...虫けらになってもいけない...
豊島与志雄 「自由人」
...地の虫けらという意味のアカロスという...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ここへは虫けら一匹も飛び込んでは来ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...草間にすだく虫けらも驚かない...
中里介山 「大菩薩峠」
...春の実体かずかぎりもしれぬ虫けらの卵にて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...このちっぽけな虫けらでさえ...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...*98過去の過ちを非難する虫けらども...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ゴンゾを虫けらとよくいうけれども...
火野葦平 「花と龍」
...おれは今度は虫けら会の相談役になるんだぞ...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...一番軽蔑すべき虫けらなんだ...
三好十郎 「胎内」
...虫けらといったな」「礼を知るをもって人倫(じんりん)の始まりという...
吉川英治 「三国志」
...この虫けらを踏(ふ)みつぶしてしまえッ」剣(けん)をはらって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「虫けらめ! なんと吐(ほ)ざいたッ――」ぴゅんと...
吉川英治 「親鸞」
......
若山牧水 「みなかみ紀行」
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