...虫けらを食って生存しているのだが...
犬田卯 「沼畔小話集」
...なぜわたしが虫けらにさえなれなかったかというわけを...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...虫けらみたいなつまらない者だったからといって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...虫けらの生活である...
豊島与志雄 「生活について」
...自分をばかな愚劣な虫けらだとする低い評価...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...」「四輪馬車に乗った地上の虫けら!」と民約議会員はつぶやいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...俺達虫けらの虫休めで...
直木三十五 「南国太平記」
...浮世絵は虫けら同然なる町人(ちょうにん)の手によりて...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...手前なんぞは先生とはちがって虫けら同然の素町人(すちょうにん)故(ゆえ)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...大和の甲斐さん枝も鳴らさぬ泰平の浮世に十万余石の高禄貪り家来に文武の世話もなさずに飲み食いばかりに世の中送るは虫けら同然高を差出す仲間の頭だそんな心じゃ腹も切れまい縄をたよりに首でも縊(くく)って死んだがよかろう上杉親方...
中里介山 「大菩薩峠」
...埃(ほこり)のやうに小さな一匹の虫けらさへが...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...人間を虫けらみたいにしちまつたね...
林芙美子 「下町」
...このちっぽけな虫けらでさえ...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...あんたなんか虫けら以下よ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この卑しい虫けら共...
山本周五郎 「七日七夜」
...うるせえ虫けらめ」グワンと鉄拳をびんたに食わせて...
吉川英治 「剣難女難」
...虫けらどもっ」「虫けらとは...
吉川英治 「三国志」
...虫けらのように見えない...
吉川英治 「山浦清麿」
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