...酒虫がゐはしないかと...
芥川龍之介 「酒虫」
...昆虫の羽音と容易に区別しがたい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そしてもし今度僕あのきれいな青虫を見つけても踏みにぢらないやうにしよう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...虫の息となっていた...
海野十三 「火薬船」
...「食堂に出てくるアブラ虫を...
海野十三 「三十年後の世界」
...然るに小虫は四囲より集り...
関寛 「関牧塲創業記事」
...詩を以て遊戲と爲し閑文字と爲し彫虫篆刻の末技と爲すは古來の漸なり...
土井晩翠 「天地有情」
...戸外に虫の声がするだけの...
豊島与志雄 「化生のもの」
...志村はなんとなく腹の虫が納まらなかった...
豊島与志雄 「無法者」
...虫のように段々を上(あが)って廊下から室(へや)へ這入ると...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...金五郎か、銀五郎か知らんが、罪を犯して、逃れようなんて、虫のええ奴じゃ...
火野葦平 「花と龍」
...グミの花はよい香気を放ち虫ヨ来い来いと声なしに呼んで招いている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そして虫はかく自然にその媒介を務めてくれ...
牧野富太郎 「植物記」
...虫の音(ね)が一ときにやんだからである...
吉川英治 「大岡越前」
...虫けらどもっ」「虫けらとは...
吉川英治 「三国志」
...そしてやや腹の虫がおさまり出すと...
吉川英治 「私本太平記」
...一すじなわではいかないぞ――とみた甲虫(かぶとむし)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信じ難い程虫酸が走るような何かを見いだすのではないかという風に...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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