...虞氏(ぐし)が涙(なんだ)を斥(しりぞ)けて...
泉鏡花 「婦系図」
...燈火(ともしび)は暗し数行虞氏(すうこうぐし)が涙(なんだ)――」こんなことを言いながら神尾主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...燈(ともしび)は暗し数行虞氏(すうこうぐし)の涙(なんだ)という風情だ...
広津柳浪 「今戸心中」
...そちまでがわしを虞氏(ぐし)に溺れた項羽(こうう)のごとき愚将と見るな」いうならば...
吉川英治 「私本太平記」
...虞氏(ぐし)と楚王(そおう)彼が...
吉川英治 「新書太閤記」
...楚王(そおう)と虞氏(ぐし)の恨みも偲(しの)ばれた...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女のたしなむ琴の音が洩(も)れて――燈(ともしび)暗うして数行虞氏(すうこうぐし)の涙と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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