...どこへ行ったか解らなくなる虞(おそ)れがあるでしょう」「そうね...
海野十三 「柿色の紙風船」
...なんだか重要な探偵材料を提供したようでありながらその実わずかにワイトマンが員数外の鼠を思い出す虞(おそれ)あるのに対し...
海野十三 「軍用鼠」
...後で検事の心証を害する虞れがある...
海野十三 「地獄の使者」
...大事故を発生する虞(おそれ)がある...
海野十三 「赤外線男」
...かねがね太青洋方面から侵入してくる虞(おそれ)のある敵国に対し...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...作品から言っても「猫」から「虞美人草(ぐびじんそう)」へかけての時代である...
寺田寅彦 「柿の種」
...虞美人草(ぐびじんそう)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...嫌疑を蒙る虞(おそれ)はないから...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...延て或は皇室の威嚴を傷け奉るの虞なきを得ず是れ華族改革の到底已む可からざる所以なりと苟も貴族院に於ける華族の行動を目撃するものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...明史の藝文志は黄虞稷の千頃堂書目に據つたといはれて居るが...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...去りたき時に立去るも強(しい)て袖引きとどめらるる虞(おそれ)なく...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...強い角度の方向転換が行はれる虞(おそれ)はないのである...
夏目漱石 「点頭録」
...王統の絶ゆるを虞(おそ)れ自らその娘を妻(めと)ったとある...
南方熊楠 「十二支考」
...終始一貫心驕(おご)れる悧溌な女(「虞美人草」藤尾...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神農(しんのう)・虞(ぐ)(舜)・夏(か)(禹)(三七)忽焉(こつえん)として沒(ぼつ)しぬ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...虞舜夏禹の時の事蹟...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...書經の記載する所によれば、堯が將に位を避け遜れんとするとき、虞舜に讓り、又、舜が禹に位を讓らんとする時、四岳十二牧の官職に在るもの、皆、禹を推薦せり、是に於て堯と舜とは、乃ち舜と禹とを政務の官に任じて之を試み、職務を掌ること數十年の久しきに及び、功業成績既に著しく擧り、天人與に歸し、然る後國政を授け帝位を踐ましむるに至りしなり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...またかの有名な項羽(こうう)と虞美人(ぐびじん)が最期の悲涙を濡らして相擁(よう)した烏江(うこう)の夜陣(やじん)のあとも近い...
吉川英治 「新・水滸伝」
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