...〔譯〕唐虞(たうぐ)の治(ち)は只是れ情の一字なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...各種の誤解を生じ治安を悪化する虞が大きい...
石原莞爾 「戦争史大観」
...他(た)の一時(じ)の心理(しんり)を否認(ひにん)することは兎角(とかく)誤妄(ごもう)に陷(おちい)るの虞(おそ)れがある...
伊東忠太 「建築の本義」
...もしそこに火災(かさい)を起(おこ)す虞(おそ)れがあり...
今村明恒 「地震の話」
...壊れてしまう虞(おそ)れが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...余りに穿(うが)ち過ぎたという非難があるかも知れないことを虞れる...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...決して不爲めになる虞れはない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...逆になる虞(おそ)れがあった...
直木三十五 「南国太平記」
...去りたき時に立去るも強(しい)て袖引きとどめらるる虞(おそれ)なく...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...まして裂けんとする虞(おそれ)ありとは夢にだも知らず...
夏目漱石 「薤露行」
...急に危険な虞(おそれ)でもありそうなのかい」「さあ」「それだけ教えてくれないか」「まあ...
夏目漱石 「それから」
...虞美人草(ぐびじんさう)のやうな見事な朱塗(しゆぬ)り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
......
前田普羅 「普羅句集」
...職を褫(うば)はれる虞(おそれ)がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前に述べたような孤独な生活の安静を妨げられるような事になりはしまいかという虞(おそれ)を十分に感じ始めていたからで...
夢野久作 「暗黒公使」
...途中で飛んでもない錯覚に陥る虞(おそ)れがあると云って警告しといたじゃないか……吾輩は姪の浜...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そして虞翻を迎え入れると...
吉川英治 「三国志」
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