...したがって、有智と無智、真理と虚説、高貴と卑賤とのあいだの犯すべからざる境界線は消え失せて、ただ無形の思想が空間にただよっているばかりとなってしまった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これも後に聞けば、やはり虚説、訛伝(かでん)であったそうだ...
井上円了 「おばけの正体」
...勿論虚説にてあるべきとは思(おぼ)し候え共...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...虚説妄説が声高く宣伝せられることによって...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...而(しこう)して従来虚説なりとして顧りみざりし露国南下の実情も...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これは妄(みだり)に虚説を信ずる者を誡(いまし)めた譬喩だが...
南方熊楠 「十二支考」
...『旧事紀』は正書でないから虚説で...
南方熊楠 「十二支考」
...三代將軍薨去の節諸侯近臣數人殉死したなど虚説といひ黒め能はぬ...
南方熊楠 「人柱の話」
...君侯のお手が附いたと云ふ虚説が伝へられたために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...敵側の撒(ま)いた虚説(きょせつ)として相戒(あいいまし)めていたが...
吉川英治 「黒田如水」
...虚説である」と、明確に喝破(かっぱ)し、「高祖三尺の剣をさげて、秦楚(しんそ)を亡ぼし、朕に及ぶこと四百年...
吉川英治 「三国志」
...為にする者の虚説です...
吉川英治 「三国志」
...あきらかにそれは虚説だ...
吉川英治 「私本太平記」
...派手がましく伝えた虚説で...
吉川英治 「新書太閤記」
...虚説であろうはずもなし?」この日...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉と共に襲(よ)せて来る」などという虚説を...
吉川英治 「新書太閤記」
...信雄卿が殺されたなどという虚説の出所は――決して信雄卿のお供衆からではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...「どこから出た虚説(きょせつ)やら...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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