...彼の話は完全に虚誕だった...
...彼女の手紙には虚誕なことばかりが書かれていた...
...その小説は虚誕な世界観を描いている...
...騒動の真相が明らかになる前に、虚誕な噂が広がった...
...彼の主張は虚誕だと証明された...
...他(かれ)が言葉を虚誕(いつわり)なりとは...
巌谷小波 「こがね丸」
...彼の黒衣が虚誕(いつわり)を...
巌谷小波 「こがね丸」
...いひくろめしも虚誕(いつわり)の...
巌谷小波 「こがね丸」
...重ねて虚誕(いつわり)いへぬやう...
巌谷小波 「こがね丸」
...「さては黒衣が虚誕(いつわり)なりしか...
巌谷小波 「こがね丸」
...童男(どうなん)童女(どうぢよ)を食とするモロックよりも虚誕(きよたん)にして又...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...畢竟(ひつきやう)大洞のやうな先生が虚誕(うそ)の共喰(ともぐひ)をしてゐるので人名地名の発音の間違どころか飛んでもない見当違ひを一向御頓着なく見て来たやうな虚誕を書く...
内田魯庵 「犬物語」
...昔しは講釈師が見て来たやうな虚誕を云ふといつたもんだが...
内田魯庵 「犬物語」
...渠奴の人物評ぐらゐ虚誕で固め上げたものは無いさうだ...
内田魯庵 「犬物語」
...虚誕も少(ちつ)とだと躓くが此位甲羅(かふら)を経(へ)ると世渡りが出来ると見える子...
内田魯庵 「犬物語」
...之を虚誕と觀じ去り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...左の内腿に初めは一つであった黒子がいつとなく並んで三つになったのは決して虚誕(うそ)でない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...元久二年六月廿一日の條に牧御方請朝雅(去年爲畠山六郎被惡口)讒訴、被鬱胸之、可誅重忠父子之由、内々有計議、先遠州被仰此事於相州並式部烝時房主等、兩客被申云、重忠治承四年以來、專忠直間、右大將軍依鑒其志給、可奉護後胤之旨、被遺慇懃御詞者也、就中雖候于金吾將軍御方、能員合戰之時、參御方抽其忠、是併重御父子禮之故也(重忠者遠州聟也)而今以何憤可令叛逆哉、若被弃度々勳功、被加楚忽誅戮者、定可及後悔、糺犯否之眞僞之後、有其沙汰、不可停滯歟云々同廿三日の條にも相州被申云、重忠弟親類大略以在他所、相從于戰場之者、僅百餘輩也、然者企謀反事、已爲虚誕、若依讒訴逢誅戮歟、太以不便、斬首持來于陣頭、見之不忘年來合眼之眤、悲涙難禁云々とあり若此等の記述にして事實ならば、義時が重忠を以て忠孝節烈の士となしこれを敬愛しこれを辯護すること至れりといふべし...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...虚誕妄説を軽信して巫蠱(ふこ)神仏に惑溺し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一代前の事は全く虚誕のごとく聞えるが...
南方熊楠 「十二支考」
...カッセル出版『猴類博物学』と『猴史』等に猴の話多い中に虚誕も少なからぬようだ...
南方熊楠 「十二支考」
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