...虚無僧が墓地を歩いていた...
...冥想のために虚無僧を招いた...
...(修行において、虚無僧のような生活を送ることを表す)...
...彼女は虚無僧に化けて山をさまよった...
...フリーランスのライターは虚無僧のように生きる...
...曰く、虚無僧岩也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...あの寺は関東の虚無僧寺の触頭(ふれがしら)...
中里介山 「大菩薩峠」
...虚無僧はどんな恰好になるでしょう」「…………」「そんな浪人者は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宗次郎を殺した虚無僧は大男で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...虚無僧の天蓋(てんがい)はどんな頭でも顔でも隠せるし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いきなり若い虚無僧が戻って来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...変な虚無僧が居たじゃありませんか...
吉川英治 「江戸三国志」
...不具の虚無僧と女虚無僧は...
吉川英治 「剣難女難」
...虚無僧のまじっていたことも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...気味の悪い侍を見かけたのがきッかけで、無口になった五人の道者連(れん)は、それから二十丁ほどタッタと下ってきたが、やがて、甲賀路と宇治の岐(わか)れ道へきた時、「では、皆様……」と、虚無僧だけが、ふいに立ちどまって、「私だけは、ここでお別れ申します」「おや」と、四人は変な顔をして、「虚無僧(ぼろんじ)さん、あなたは甲賀へおいでになるので……?」「はい」虚無僧は慇懃(いんぎん)に、「もとよりあてのある旅ではございませんが、最前、峠の上から甲賀の山を見ましてから、急にまいりたくなりましたので」「そうですか――ですが、ここからまいりますと、木元(きもと)、裏白(うらじろ)なんていう、嶮(けわ)しい山や峠ばかりで、いくら山好きでもあきあきしますぜ」「ほかにちと思いだした用事もございますゆえ」「そうですか、じゃせっかくお大事においでなさい」「ありがとうぞんじます...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ふたりの虚無僧の影法師がさした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...下へ駈けよった虚無僧の手が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...虚無僧寺(こむそうでら)へ入ッちまったんだよ」と述懐する...
吉川英治 「宮本武蔵」
...虚無僧は頭を下げて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...又八の喉輪へつかみかかって来た虚無僧の力には...
吉川英治 「宮本武蔵」
...虚無僧はもう先の勢いはどこへやら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すると突然、虚無僧は、天蓋の顔に両手を当てて、さめざめと、泣き出した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...――だが、ゆうべは虚無僧、今朝は女の旅姿、それに、声も少しちがっていたが」馬蹄のほこりを浴びながら、韋駄天(いだてん)と追ってゆく加山耀蔵...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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