...彼との交渉は虚々実々だった...
...彼女の言葉には虚々実々がある...
...動作が虚勢的で虚々実々している...
...記憶が曖昧で、虚々実々な時間帯がある...
...意味が曖昧な文章は虚々実々している...
...ダウンの作戦また頗る巧妙で虚々実々いわゆる機動作戦の妙を発揮した...
石原莞爾 「戦争史大観」
...或は又芝居裏の女郎がいかに「洋食弁当」を好くか? そして、それが、何んなに、特種なものであるか? とか――つまり、微に入り、細に亙り、大阪の文化性を論じ、忽(たちま)ち女郎の弁当に移り、千変万化、虚々実々、上段下段と斬結ぶつもりであったが――雨である...
直木三十五 「大阪を歩く」
...虚々実々の云々」の流儀に定っていたものであった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...型が違って互角なのが虚々実々と火花を散らして戦うところは古今の観物(みもの)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...虚々実々のたたかいをはじめていた...
本庄陸男 「石狩川」
...虚々実々一数日後...
正岡容 「寄席」
...その打ちおろす太刀には虚々実々の巧(たくみ)なく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...虚々実々をきわめるので...
吉川英治 「三国志」
...虚々実々の智が火華を散らし始めてきた...
吉川英治 「三国志」
...虚々実々の婆娑羅合戦を展じたものといえなくもない...
吉川英治 「私本太平記」
...「その後にまだ、一(ひ)ト物議(ぶつぎ)もあり、なお種々な浮説が、伊勢長島と、京大坂の間を、虚々実々、伝えられた...
吉川英治 「新書太閤記」
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