...詭弁(きべん)である、虚偽である、夢想である...
有島武郎 「二つの道」
...だが、そんなことは人類社会の習慣だ、虚飾だ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...虚偽の自白を強(し)いるような手段は全くとられなかったのです...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...虚栄心の強い女が自分の弱点を曝露するもんですか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...胃および腸管からの液体の損失は虚脱に充分に相当するものである...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...虚栄心もあつたし...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...決して空虚な絵を描かない人である...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...生活難や虚栄心や其他いろんなことからだろうが...
豊島与志雄 「黒点」
...明日の真理なる理想は、咋日の虚偽から、その方法すなわち戦いを借りてくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...虚子はやがて羽織を脱いだ...
夏目漱石 「永日小品」
...――これで見ると人間の虚栄心はどこまでも抜けないものだ...
夏目漱石 「坑夫」
...何物の虚僞にすら...
萩原朔太郎 「宿命」
...僕は虚無の向うに愛がある...
久生十蘭 「金狼」
...というのは、我々が同一性を、語の意味において不適当な、変化したり中断したりする事物に帰するとき、我々の思い違いは表現に限られず、一般的に、虚構を伴う...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...でも先生は最適だとお考えですね」カーバー所長が謙虚に言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...虚構觀念(ideae factae)...
三木清 「認識論」
...哲学が悟性ある人々においてまで空虚な名ばかりのものにすぎず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こういう病的な好奇心の空虚な姿は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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