...その商品は虎の子の値段がする...
...試験に合格したのは虎の子のように嬉しかった...
...この不景気の中、虎の子のお店が増えている...
...この家は相続税がかかって虎の子だった...
...彼女は自分の美容院を虎の子のように大切にしている...
...二週日以来傍目もふらずにかせぎためた虎の子だったのである...
犬田卯 「錦紗」
...いまたすけてやった虎の子の親かもしれません...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...ポケット小僧にだかれていた虎の子が...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...虎の子のからだをなめてやりながら...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...このあいだ虎の子を助けてやったときには...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...拙尼が虎の子の様にしている貯えの金三百両引出して...
江見水蔭 「備前天一坊」
...虎の子のやうに大事がられてゐるが...
薄田泣菫 「茶話」
...旅行中は虎の子の信用状や現金の英貨――旅行に持って歩くには...
谷譲次 「踊る地平線」
...今まで老婆が虎の子の様な溜めておいた金を...
沼田一雅 「暗夜の白髪」
...虎の子を隠してあることを言いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...命より惜しい虎の子だつて隱し切れるものぢやありません」奪ひ取られた百二十兩の惜しさが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お由良は虎の子のように大事にしていましたが」弥吉が持って来たのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手許に残った虎の子の一万ルーブリを後生大事に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かかる間に猟師余すところの虎の子供を全うして船に乗る...
南方熊楠 「十二支考」
...虎の子に似てゐたブルドツクの子どもは...
室生犀星 「鉄の死」
...その虎の子に似たブルドツクの子どもを自転車につけて...
室生犀星 「鉄の死」
...敵が虎の子にしているその輜重(しちょう)を奪うことに成功したら...
吉川英治 「三国志」
...ともしい財布の底から虎の子の二十五銭玉を呉れてやっているのに...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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