...「壊血病とは、気の毒じゃ」と、虎船長はいって、くびをふった...
海野十三 「火薬船」
...二ひきの大虎のまわりを...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...虎丸(タイガーまる)が...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...むしろの上に鶏卵や牡丹餅(ぼたもち)や虎杖(いたどり)やさとうきび等を並べた農婦の売店などの中に交じって蓄音機屋の店がおのずからな異彩を放っていた...
寺田寅彦 「蓄音機」
...東北地方では虎杖を食べないので...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...虎蔵わが供をなして土筆を摘み赤蛙を捕りての帰道...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...虎を滑らしてやろうと考えたのだ...
中島敦 「虎狩」
...廿三夜の月が紺屋の虎落(もがり)を登つた...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...我々は虎の子の二万五千フランの年収をどうしても確保しなきゃならんのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これも虎列剌ですはひどかろう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...インドのニルゲリ山間などは虎はあれど人を殺す事至って稀だが家に飼った水牛を害する事しきりだ(リウァース著『トダ人族篇』四三二頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...これを虎卜という〉...
南方熊楠 「十二支考」
...虎間トラ子(四十二)が縊死(いし)しおる事が...
夢野久作 「少女地獄」
...虎蔵はブルッと一つ身震いをした...
夢野久作 「白菊」
...親子の虎が通る様子だと云ったり...
横光利一 「旅愁」
...二虎は猛然、本性をあらわして咬(か)みあいましょう...
吉川英治 「三国志」
...こうして虎口の難をのがれた張遼は...
吉川英治 「三国志」
...虎痴も虎痴なり)と...
吉川英治 「三国志」
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