...川丘みどりをスポーツ・マンの松山虎夫と...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...虎井博士にあったことはないのですが...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...それは壁虎(やもり)であった...
田中貢太郎 「蟇の血」
...焦生はすぐ眠られないので昼の虎のことを考えていた...
田中貢太郎 「虎媛」
...それは生きている動物であった、何方かと云えば不快(いや)な動物、獰猛な動物であった、時々は唸ったり咽喉を鳴らしたりする、また時には話しもする、倫敦(ロンドン)に住んでいて、街も歩くが、見世物にはされていない、また誰かに引廻わされている訳でもない、野獣苑の中に住んで居るのでもないのだ、また市場で殺されるようなことは決してない、馬でも、驢馬でも、牝牛でも、牡牛でも、虎でも、犬でも、豚でも、猫でも、熊でもないのだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...虎の頬と顎の下が白いということだ...
中島敦 「虎狩」
...虎に殺され損った勢子(せこ)を足で蹴返していまいましげに見下した彼以外の誰の眼付だろうか...
中島敦 「虎狩」
...虎の血と、蛇と――もひとつ……」猛獣の血と蛇の何かと、もひとつのものを乾し固めて粉にしたのを持って来て、分量はとにかく、八十上の老女に飲ませようとしたガムシャラな勇気におどろいてしまった...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...それに東京で一番ハイカラな虎ノ門の女学校に通っていたので非常に目立つ...
三浦環 「お蝶夫人」
...悪虎の声を聞き大恐怖を生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...従者と馬と皆虎となりこれより虎暴非常と...
南方熊楠 「十二支考」
...また同国で言うは虎故(ゆえ)なく村に入るは伝染病流行の兆(きざし)と...
南方熊楠 「十二支考」
...長男の虎吉が八歳...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...と虎之助は姉を見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その虎髯(とらひげ)の中から大きく口をあいて...
吉川英治 「三国志」
...「城乗り二番! 加藤虎之助家来...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここはまだ龍虎山(りょうこざん)の七...
吉川英治 「新・水滸伝」
...王矮虎ひとりだけが宴の中に見えない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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