...虎と争ひたらんには...
巌谷小波 「こがね丸」
...「虎馬(とらま)は...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...虎形をするとすぐなおるのです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...かの東洋の偽英雄が竜驤虎変(りゅうじょうこへん)...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...動物園の虎が檻の中をぐるぐる歩いてる気持に...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...豺狼虎豹(さいろうこひょう)も遠く及ばぬ力を逞(たくま)しゅうするさまをいいあらわしたものであろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...此処(ここ)から虎の門のアパートまで...
野村胡堂 「踊る美人像」
...「千里の虎、御用ッ」「何をッ」立上がったのは、大黒頭巾を耳まで冠った宗匠の鶯谷と、妾のお糸でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...虎松さんと言はれた好い男の成れの果てで――」口の隅をたゞらした女も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前門(ぜんもん)の虎(とら)...
樋口一葉 「經つくゑ」
...家内にあって山上の虎声に駭(おどろ)き酒を傾(こぼ)したなどは余程の臆病者じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...いわく、〈竜形九似あり、頭駝に似る、角鹿に似る、眼鬼に似る、耳牛に似る、項蛇に似る、腹蜃に似る(蜃は蛇に似て大きく、角ありて竜状のごとく紅鬣、腰以下鱗ことごとく逆生す)、鱗鯉に似る、爪鷹に似る、掌虎に似るなり、背八十一鱗あり、九々の陽数を具え、その声銅盤を戞(う)つがごとし、口旁に鬚髯あり、頷下に明珠あり、喉下に逆鱗あり、頭上に博山あり、尺水と名づく、尺水なければ天に昇る能わず、気を呵して雲を成す、既に能く水と変ず、また能く火と変じ、その竜火湿を得ればすなわち焔(も)ゆ、水を得ればすなわち燔(や)く、人火を以てこれを逐えばすなわち息(や)む、竜は卵生にして思抱す〉(思抱とは卵を生んだ親が、卵ばかり思い詰める力で、卵が隔たった所にありながら孵(かえ)り育つ事だ...
南方熊楠 「十二支考」
...虎造はうるさいからと云って...
山本周五郎 「風流太平記」
...ちょうど虎烈剌(コレラ)が流行(はや)ってなあ...
夢野久作 「近世快人伝」
...これを虎衛軍(こえいぐん)と名づけて...
吉川英治 「三国志」
...龍虎になぞらえた近衛兵二万五千...
吉川英治 「三国志」
...その眼を、なお大きくみはったまま、虎之助は、禿久を睨(ね)め返(かえ)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...泣きついてみましょうよ」虎五郎は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索