...僕は虎狩りや戦争がしたくてたまらなかったんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...この映画の大蛇と虎のけんかはやはり人間の仕組んでやらせた見世物興行ではないかという気がしないでもない...
寺田寅彦 「映画「マルガ」に現われた動物の闘争」
...六尺もある虎杖(いたどり)が黄葉美しく此處其處に立つて居る...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...虎の門外でやっと車を見付けて乗った...
永井荷風 「花火」
...あたかも吾輩が虎の夢から急に猫に返ったような観がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今まで老婆が虎の子の様な溜めておいた金を...
沼田一雅 「暗夜の白髪」
...殊に鳶頭は虎になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...両虎互に傷つかずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...虎松の死骸の側に寄つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...インドのニルゲリ山間などは虎はあれど人を殺す事至って稀だが家に飼った水牛を害する事しきりだ(リウァース著『トダ人族篇』四三二頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...立ち帰って、厳白虎に、ありのまま、告げるがいい」従者は、主人の首を抱えて、逃げ帰った...
吉川英治 「三国志」
...厳白虎とわしとは...
吉川英治 「三国志」
...龍を見れば虎はただちに吠える...
吉川英治 「三国志」
...張飛は虎が伸びするように身を起して呶鳴った...
吉川英治 「三国志」
...若虎老龍(じゃっころうりゅう)が戈(ほこ)をとって闘おうとする様子に...
吉川英治 「三国志」
...長いあいだ彼の虎視眈々(こしたんたん)のものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...虎のような口を開いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...虎五郎の不慮の死を知ったので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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