...黒々と成育し分蘖(ぶんけつ)しはじめた一つの稲株を見ると...
犬田卯 「米」
...蘖(ひこば)えし青葉は落ちぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...大木、蘖(ひこばえ)、灌木(かんぼく)、深く交差した枝、高い草、皆陰惨な存在を保っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
...始末が惡う御座います」黄蘖(きはだ)か何かをうんと塗つた顏...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やっと仕付かった所(ところ)も少しも分蘖(ぶんけつ)せず赤くなって実(み)のはいらない稲がそのまま刈(か)りとられずに立っていた...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...後来梁川星巌(やながはせいがん)をして其死を聞きて人伝麹蘖遂為レ災と歌はしめたる程の大酒家も三十九齢の当時までは酒量極めて浅かりし也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...人伝麹蘖遂為レ災...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...横倒しに倒れた大きな直い幹から直角に伸び出でた枝とも蘖(ひこばえ)ともつかぬ二三本がそれぞれ一抱え以上の大きな木となって並び立っているのもある...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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