...直ちに原書の蘊奥(うんおう)を尽(つく)す...
石原純 「杉田玄白」
...仏教の蘊奥とまではいかなくても大分詳しい所まで調べようというようなことになって来たのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...ただ一日の修行にて武術の蘊奥(うんおう)を極め得たる...
太宰治 「花吹雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...そこに写実の蘊奥がある(或る画家の所感を読みて)...
種田山頭火 「其中日記」
...歴史その物の蘊奥(うんあう)を見てゞもゐるやうに...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...学問の蘊奥や国家に枢要な知識や人材や良妻賢母等々のありと凡ゆる理想の下に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...話術の蘊奥をつくして説く...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...(なんじ)がもしこれ以上この道の蘊奥(うんのう)を極めたいと望むならば...
中島敦 「名人伝」
...国家に枢要(すうよう)なる研究の蘊奥(うんのう)を極めとある以上...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...支那の技芸の蘊奥(うんおう)を研(きわ)め得ぬから...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...面壁九年能く道徳の蘊奥(うんおう)を究むべしといえども...
福沢諭吉 「文明教育論」
...学理の蘊奥(うんのう)を講じて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...徳川時代の歌人がわずかに客観的趣味を解しながら深くその蘊奥(うんおう)に入るあたわざりしは...
正岡子規 「曙覧の歌」
...「兵法の道ほど蘊奥(うんおう)の深いものはない...
山本周五郎 「松林蝙也」
...いかなる兵家の蘊奥(うんのう)を傾けても...
吉川英治 「三国志」
...北条流(ほうじょうりゅう)の蘊奥(うんおう)をきわめた丹羽昌仙(にわしょうせん)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...光秀の兵理軍学の蘊奥(うんおう)も...
吉川英治 「新書太閤記」
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