...万里の外なる蘇武が旅寝に故郷の砧きこえしとなり...
上村松園 「謡曲と画題」
...元来蘇武は平和の使節として捕虜(ほりょ)交換のために遣(つか)わされたのである...
中島敦 「李陵」
...昏倒(こんとう)した蘇武に対する胡(こい)の手当てというのがすこぶる変わっていた...
中島敦 「李陵」
...不幸にも蘇武は半日昏絶(こんぜつ)したのちにまた息を吹返した...
中島敦 「李陵」
...その後蘇武が窖(あなぐら)の中に幽閉(ゆうへい)されたとき旃毛(せんもう)を雪に和して喰(くら)いもって飢えを凌(しの)いだ話や...
中島敦 「李陵」
...天漢元年に蘇武が北へ立ってからまもなく...
中島敦 「李陵」
...一時蘇武が生死不明との噂(うわさ)が伝わった...
中島敦 「李陵」
...蘇武の安否を確かめるとともに...
中島敦 「李陵」
...何年か以前に匈奴の於※王(おけんおう)が猟をするとてたまたまここを過ぎ蘇武に同情して...
中島敦 「李陵」
...蘇武の口うらから察すれば...
中島敦 「李陵」
...蘇武の場合は違う...
中島敦 「李陵」
...若いころの蘇武の片意地を――滑稽(こっけい)なくらい強情な痩我慢(やせがまん)を思出した...
中島敦 「李陵」
...運命と意地の張合いをしているような蘇武の姿が...
中島敦 「李陵」
...昔の多少は大人(おとな)げなく見えた蘇武の痩我慢(やせがまん)が...
中島敦 「李陵」
...蘇武の己に対する態度の中に...
中島敦 「李陵」
...繿縷(ぼろ)をまとうた蘇武の目の中に...
中島敦 「李陵」
...このまま人に知られず北方に窮死(きゅうし)すると思われた蘇武(そぶ)が偶然にも漢に帰れることになった...
中島敦 「李陵」
...蘇武が胡地に節を守った時鼠を食うたという...
南方熊楠 「十二支考」
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