...蘆荻原の景色が美しいです...
...蘆荻を買ってきてもらえますか?...
...彼女は蘆荻に合わせた料理を作るのが得意です...
...蘆荻の穂で編んだ籠が売っています...
...夏の蘆荻の音が聞こえました...
...忽ち長江の蘆荻(ろてき)の間に生じた南宋派の画法に心酔したのも少年らしい情熱を語つてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...蘆荻風に戰ぎて、行々子鳴きかはす...
大町桂月 「川魚料理」
...扁舟蘆荻の間に浮び...
大町桂月 「金華山」
...あの蘆荻のさやぎ――二つの恋の魂の中までも静かに入つて来ずには置かないやうなあの長い葉と葉のすれ合ひ...
田山録弥 「あさぢ沼」
...蘆荻(ろてき)や...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...遠くに連つて見えてゐた蘆荻の洲から...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...風にそよぐ蘆荻(ろてき)のモンタージュがあるが...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...高き蘆荻と青草の繁れる郷にたどり來ぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...岸に近きところ蘆荻の間に樓閣の聳るあり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...橋場の渡(わたし)のあたりから綾瀬の川口にはむかしのままになお蘆荻の茂っているのを見てしばしばここに杖を曳き...
永井荷風 「向嶋」
...わたくしはいつも蘆荻の繁った地を捜(もと)めて散歩した...
永井荷風 「向嶋」
...舟が横っ走りをはじめやがった」舟のへさきが蘆荻(ろてき)の中へ首を突っこみそうになったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほどなく蘆荻(ろてき)の生いしげったようなところへ来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいはヤすなわち蘆荻(ろてき)の類を叢生(そうせい)している所とも説明し得るかも知れぬが...
柳田國男 「地名の研究」
...いつのまにか附近の蘆荻(ろてき)の陰から無数の小艇があらわれ...
吉川英治 「三国志」
...蘆荻と暗い水の戦(そよ)ぎであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこここの蘆荻(ろてき)や民家のかげに...
吉川英治 「新書太閤記」
...貞盛や扶の妻が、身のおきどころもなく、蘆荻のあいだを、漂泊していたなどの事は、当時の実情として、甚だ、ありそうなことだし、将門がこれを殺さなかったという郷土の伝説には、多分に、それらしい事実もあったものと思われる...
吉川英治 「平の将門」
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