...」「何でやねん?」藪から棒に...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...藪から棒に、貴様かうしたら何うだと言はれて、はいさうか、何うも難有ふと言ふものは恐らくない...
田山録弥 「孤独と法身」
...驚くじゃないか」「藪から棒でなくてよかったでしょう」「洒落(しゃれ)を言うな...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...藪から棒に、そんな事を言つたつて、わかりやしないぢやないか」錢形平次と子分の八五郎は、秋日和の縁側に甲羅(かふら)を並べて、一刻(とき)近くも無駄話を應酬(あうしう)して居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年が明けて、二月早々には結婚式をしたらどうかと、周次の方で大阪の叔父へ相談の手紙を出した時、折返して來た叔父の手紙には、藪から棒に、くみ子のことはあきらめてくれるやうにと云ふ文面が書いてあつた...
林芙美子 「多摩川」
...こんどは藪から棒に...
原民喜 「壊滅の序曲」
...藪から棒にたずねた...
久生十蘭 「金狼」
...藪から棒にいった...
久生十蘭 「金狼」
...藪から棒にいった...
久生十蘭 「金狼」
...密告(サス)のだけはゆるしてやってちょうだい、お願いだから」「どうしたというんだ、藪から棒に...
久生十蘭 「金狼」
...「藪から棒でおそれ入りますが...
久生十蘭 「魔都」
...そこの煤掃き手伝いにゆくとあとで軍鶏(しゃも)で一杯飲ましてくれるんです」藪から棒に今度はまたこんな奇妙なことをいいだして...
正岡容 「小説 圓朝」
...「じゃああの本も拵えたんですか」と藪から棒に尋ねた...
宮本百合子 「一太と母」
...なんですけど――なんしろあんまり藪から棒で――...
三好十郎 「地熱」
...藪から棒に訊きたゞされるので...
吉川英治 「折々の記」
...繪だの陶器だのといふ閑談を出してくれたことのないY氏が――これも藪から棒のかたちで云ふ...
吉川英治 「折々の記」
...藪から棒の話なので...
吉川英治 「魚紋」
...藪から棒にはお話がしきれません...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??