...その意大原を以て藩主を要し、藩論を一定し、以て勤王軍の首唱たらしむるにありし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...藩論より考えると...
直木三十五 「南国太平記」
...戊辰(ぼしん)内乱(二十歳)に当っては民兵を組織して三春(みはる)藩論を「帰順」に導き...
服部之総 「加波山」
...松門遺弟は全力を挙げ活躍するが――『リセランド窮理書』を資金五両に替えて不如意を嘆じた玄瑞などもやがて脱藩の要もなく藩論を握り...
服部之総 「志士と経済」
...藩論掌握の機会と彼ら自身の進路が見出された...
服部之総 「尊攘戦略史」
...藩論も自(おのず)から面目を改め...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...京表から先生及び拙藩の藩論を一身に帯してハルバル下って来た使命をここで打捨てられるつもりか?……どうだ!(言われて加多ウムと言って言句に詰る)ハハハ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...チッ! 人の気も知らねえ! しかし私を斬るというなら斬られようから吉村先生はいけねえっ! 水戸の藩論をまとめるクサビになっている人を...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...藩論が在府党と在国党とに岐(わか)れて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...藩論を王政復古へ纒めることだ...
山本周五郎 「失蝶記」
...藩論を纒めるには...
山本周五郎 「失蝶記」
...藩論区々(まちまち)にわかれ...
吉川英治 「三国志」
...藩論はいつまで経っても一決しなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...藩論は、援兵を出すときまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...急転下にまとまった藩論の一致...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...藩論の一致の吉報を...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...藩論は家老派の大村組と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...というのは――この世に龍山公の血すじがまったくないのではないという事実が、ある時、老公の口から、藩論の席で、洩らされたからであった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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