例文・使い方一覧でみる「藤紫」の意味
スポンサーリンク...それはクララが好んで来た藤紫の一揃（ひとそろい）だった... 
有島武郎 「クララの出家」
...藤紫に白茶の帯して...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...と黒髪うつる藤紫...
泉鏡花 「歌行燈」
...藤紫のぼかしに牡丹（ぼたん）の花...
泉鏡花 「婦系図」
...雪は残光に映えて藤紫（ラヴェンダア）に光っていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...ここなる二ひらの帆立貝（ほたてがい）のひとつは藤紫（ふじむらさき）に白をぼかし...
中勘助 「小品四つ」
...宛然（さながら）田舎源氏の殿様の着ているようなボカシの裾模様のある藤紫の夏羽織を重ね...
永井荷風 「申訳」
...近藤紫雲の美人にも...
中里介山 「大菩薩峠」
...藤紫のせんだんの花が咲き...
林芙美子 「旅人」
...家老村越の役を斉藤紫香が代った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...斉藤紫香にもさそひをかけたりしたことがハッキリした以上...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...横尾泥海男・関時男・斉藤紫香等ねがひたき顔で来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...斉藤紫香が紛れ込んで来ちまった感じで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小笠原兄弟・悦ちゃん・稲葉に林寛・斉藤紫香等今日は色々な人の来る日...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...枕辺を見れば瓶中（へいちゅう）の藤紫にして一尺垂れたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...薄い藤紫の覆布（かさ）をかけた電燈の光が...
松本泰 「Ｐ丘の殺人事件」
...お初は藤紫のショールの端で軽く鼻のあたりを覆うて...
矢田津世子 「神楽坂」
...夜顏は藤紫と雪白と...
横瀬夜雨 「花守」
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