...此の歌の碑を藤田氏の庭に見たり...
大町桂月 「白河の七日」
...村長の藤田さんはお留守だったので...
太宰治 「斜陽」
...八藤田重右衛門と言ふのは...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...」「藤田さん、さつぱり姿を見せないが……...
永井荷風 「来訪者」
...「藤田君?」と裕佐は云つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...二役の藤田百庵を初めて演る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...)四月狂言にやる漫才大会のうち、花井・藤田と、林・石田の分とを書いてしまふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十月二十六日(木曜)十二時に文ビルへ行く筈が、防空演習のおかげで中々出られず、行くとすぐ配役にかゝる、渡辺は一本におさまり、藤田も一本で、あとの連中はわりに活躍する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「新婚」三益休演、藤田房子代役、綺麗だし、三益よりサラッとしてゝよかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「大放送」は三益のとこを高杉と藤田に分けてやらせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二等に堀井夫妻と藤田房子...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...文学士藤田元春氏は『日本民家史』なる一書を刊行した...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...留守居物書(ものかき)藤田徳太郎(ふじたとくたろう)などがいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...藤田は維新後に潜(ひそむ)と称した人で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...斉昭のこと、藤田彪のこと、諸国の志士たちがいかに水戸を中軸として動いているかということ...
山本周五郎 「新潮記」
...夕食のあとで宿の者に藤田東湖の住所を訊いてたずねていった...
山本周五郎 「新潮記」
...そのとき、藤田家の門から、ひとりの肥えた逞しいからだつきの武士が出て来て、「なにをしているんだ」とよく徹(とお)る、ひびきの美しい声で呼びかけた...
山本周五郎 「新潮記」
...藤田伝五や四方田政孝などが痛言した――この気持のままでは戦場へ赴(ゆ)けない――という悶々(もんもん)たるものは...
吉川英治 「新書太閤記」
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