...中野藤枝(なかのふじえ)さんに堀江時子(ほりえときこ)さんと申されるモダーンな美しい方達ですが...
大阪圭吉 「花束の虫」
...藤枝(ふじえだ)と云う鰥暮(やもめぐらし)の侍は己(じぶん)の家へ帰って来た...
田中貢太郎 「女賊記」
...「ここにいられる四人だけなら大事ないが――誰も聞いちゃいないでしょうな」藤枝蔵人はさすがに四方(あたり)を見廻しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無法なことをするものでな」藤枝蔵人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...達者な眼でサッと読み下した藤枝蔵人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔も今も藤枝蔵人という方がありませんよ」「フーム」「成滝近江という人は確かにあったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤枝蔵人の家へ投げ込んだのが無理だろうか」光川左門太は昂然(こうぜん)として頭を挙げるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「藤枝さんの紙入を見付けたのはお前だったね」「え...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其方(そち)が討った藤枝蔵人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの紙入を抜いたのが手ぬかりさ」「何だって藤枝蔵人を斬る気になったんでしょう」とガラッ八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...知り合いの藤枝真太郎という男である...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...「おや、藤枝か...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...藤枝真太郎とは、五年ほど前まで、鬼検事という名で、帝都の悪漢達に恐れられ憎まれていた、もとの藤枝東京地方裁判所検事の後身である...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...藤枝も私も御多分にもれず...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...だから藤枝も私も将来は大文豪か大哲人になるつもりでいたものである...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...秋川ひろ子藤枝先生...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...次にわたくしは柏軒が二月二十三日に藤枝を発し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藤枝(ふじえだ)の在から奉公に来ていた下僕(げぼく)の六兵衛(ろくべえ)が...
山本周五郎 「日本婦道記」
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