...藤枝は驚いて眼を(みは)った...
田中貢太郎 「女賊記」
...今もなお箕輪心中(みのわしんじゅう)と世に歌われる藤枝外記(ふじえだげき)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...町内の裕福な浪人者藤枝蔵人(ふじえだくらんど)という六十近い老人でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤枝様は、さぞ若い時罪をお作りになったことでしょう、――意気な隠し事などを背負って万一のことがあっては、浮ばれませんよ」伊勢屋玉吉は、日頃藤枝蔵人に資本を融通して貰う関係があるので、本人は意識しないにしても、何となく御機嫌を取結ぶという調子がありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ここにいられる四人だけなら大事ないが――誰も聞いちゃいないでしょうな」藤枝蔵人はさすがに四方(あたり)を見廻しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...達者な眼でサッと読み下した藤枝蔵人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤枝蔵人に宛てたもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤枝蔵人は浪人同士で馬が合うものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この二人は藤枝蔵人をおびき出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔も今も藤枝蔵人という方がありませんよ」「フーム」「成滝近江という人は確かにあったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤枝蔵人が私の父なら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其方(そち)が討った藤枝蔵人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あそこを見給え」藤枝が...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...まあ当分だめらしいな」藤枝はこういいながら...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...藤枝真太郎とは、五年ほど前まで、鬼検事という名で、帝都の悪漢達に恐れられ憎まれていた、もとの藤枝東京地方裁判所検事の後身である...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...「今廿三日藤枝宿立(ふぢえだじゆくをたち)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「藤枝※荷溪(ふぢえだのちようかけいは)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...住藤枝驛(ふぢえだえきにすむ)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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