...九段(くだん)の坂下の近角常観(ちかずみじょうかん)の説教所は本(も)とは藤本というこの辺での落語席であった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...藤本さんは大商店の息子さんだ...
種田山頭火 「其中日記」
...十一三月のある日、藤本の庭では、十畳の廊下外の廂(ひさし)の下の、井戸の処(ところ)にある豊後梅(ぶんごうめ)も、黄色く煤(すす)けて散り、離れの袖垣(そでがき)の臘梅(ろうばい)の黄色い絹糸をくくったような花も、いつとはなし腐ってしまい、椎(しい)の木に銀鼠色(ぎんねずいろ)の嫩葉(わかば)が、一面に簇生(そうせい)して来た...
徳田秋声 「縮図」
...清河と一緒に「寺田屋」派から分離しのち天誅組の謀主となって斃れた藤本鉄石(ふじもとてっせき)らまで...
服部之総 「新撰組」
...龍華寺の藤本は生煮えの餅のやうに真(しん)があつて気になる奴と憎がるものも有(あり)けらし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...藤本信如(ふぢもとのぶゆき)と訓(よみ)にてすませど...
樋口一葉 「たけくらべ」
...藤本(ふぢもと)のならば宜(よ)き智惠(ちゑ)も貸(か)してくれんと...
樋口一葉 「たけくらべ」
...此方(こつち)には龍華寺(りうげじ)の藤本(ふぢもと)がついて居(ゐ)るぞ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...藤本(ふぢもと)は來年(らいねん)學校(がくかう)を卒業(そつげう)してから行(ゆ)くのだと聞(き)いたが...
樋口一葉 「たけくらべ」
...玉井組と藤本組とが手を握りゃあ...
火野葦平 「花と龍」
...藤本の嬢(じょう)も...
火野葦平 「花と龍」
...……八幡の藤本組との話じゃったかな?」「そうです」「それなら...
火野葦平 「花と龍」
...藤本との縁談を成就しなければ...
火野葦平 「花と龍」
...藤本が虚心に諒解しているので...
火野葦平 「花と龍」
...かくの如(ごと)きものを藤本と称する...
牧野富太郎 「植物記」
...藤本作次郎の家に宿す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藤本プロのニュー・フェースの角梨枝子(すみりえこ)の兄さんであると知った...
吉川英治 「随筆 新平家」
...藤本林太郎という縁家先の...
吉川英治 「忘れ残りの記」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
