...」藤助は真顔で、微酔(ほろよい)の頭(かぶり)を掉(ふ)った...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...」と藤助は額を圧(おさ)えて...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...」女房が肥(ふと)った膝で、畳に当って、「藤助さんよ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...お前と二人だけでゐたわけだな」平次はもう一度藤助に戻りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大變なことになりますよ」藤助が横から口を出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御主人を仇(かたき)のやうに思ひ込んでゐる樣子でございますが――」藤助はよく/\口數の多い男でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いきなり下男の藤助を呼付けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤助」平次は殘るところなく手配して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤助と岩根半藏の白状で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――あの晩藤助は主人の福島嘉平太をおびき出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――藤助は豫ての打合せの通り死骸を引つ擔いで沓脱(くつぬぎ)の上に置き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「申上げて宜しゅうございましょうか、お嬢様」藤助は、おろおろしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...支配人の藤助は通ひで夜は此の屋根の下には居らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤助の次に据(す)ゑられた程の男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤助 そういえば...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...藤助 それにこの叔父御が受け答えをして...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...金造 (はっとする)藤助 何故よ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...宵には、家職の侍、後藤助光と、侍童の菊王も加えて、しめやかに、別れの小酒盛りを酌み、なお飽かぬ思いを夫妻は琵琶と琴に寄せていた...
吉川英治 「私本太平記」
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