...ここに大天(おほあめ)のさかえ溢るる藐姑(はこ)の山...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...得タモウ二阿耨多羅三藐三菩提ヲ一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...つまり「阿耨多羅(あのくたら)三藐(みゃく)三菩提(ぼだい)」とは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...床の間には三藐院(さんみゃくいん)の掛物がかけてありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...三藐院の掛物のことが伊太夫の頭に在ってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...この三藐院が曲者(くせもの)だなと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは三藐院自らの作になるものであるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...三藐院とある以上は...
中里介山 「大菩薩峠」
...三藐院が、書画ともに堪能(たんのう)であられたことは知っているが、発句を作られたことは曾(かつ)て聞かない...
中里介山 「大菩薩峠」
...阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみやくさんぼだい)の佛たちわか立つ杣(そま)に冥加あらせたまへ (傳教)いとめでたき歌にて候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の仏たちわが立つ杣(そま)に冥加(めいか)あらせたまへ(伝教(でんぎょう))いとめでたき歌にて候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...※藐流眄(べいびょうりゅうべん)...
南方熊楠 「十二支考」
...藐姑射(はこや)の刀自(とじ)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...松花堂と三藐院とは...
吉川英治 「折々の記」
...――阿耨多羅(あのくたら)三藐(みゃく)三菩提(ぼだい)の仏たち」と朝夕...
吉川英治 「私本太平記」
...日ごろ親しい近衛三藐院(さんみゃくいん)をそのお館(やかた)に訪ねた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...光悦は、さればにて候という態(てい)で、即座に、「――まず次はあなた様、その次は、八幡の滝本坊(たきもとぼう)――あの昭乗でございましょうかな」すこしのみ込めない顔つきをして、三藐院は、もういちど問い直した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ただ余技の書道において聞えている近衛三藐院(このえさんみゃくいん)として...
吉川英治 「宮本武蔵」
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