...これやあれや偶然彼の途を横ぎる慘苦に援助の手を藉すことによつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...首相の無責任を攻撃して毫も假藉する所なきの故を以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...首相の無責任を攻撃して毫も仮藉する所なきの故を以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯一人でも衷心慰藉するものがあれば彼は救われた...
長塚節 「太十と其犬」
...只藉すに時日を以てしなければならぬ...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...アレクサンダア三世がそんなたわけた申出に耳を藉すはずはなく...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...そして飢饉が終るまで人民を慰藉する運動が引き続いて行われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼等の樣々な談話に耳を藉すのが好きなのであつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...打ち沈めるその母をいかに慰藉すべきか...
宮崎湖処子 「空屋」
...そして貧者を慰藉するに彼岸に於ける代償を以てした...
森鴎外 「古い手帳から」
...附近に彼を慰藉する友人あるなし...
横瀬夜雨 「花守」
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