...藁灰を使って餅を焼く...
...おばあさんは藁灰で畳を消毒するのが好きだ...
...藁灰は植物灰の一種で、土壌改良剤として使われることもある...
...藁灰を混ぜたカラスウリは美味しいと評判だ...
...古い建物の床下からは藁灰が出土することがある...
...またここに溜っている藁灰も要るのだが...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...鉱毒の入った藁灰や桑の葉を取り出して差し示し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...或る太夫の如きは火鉢に用ゐる藁灰まで袋に入れて旅に出たと云はれてゐる...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...藁灰をこしらへて下さつた...
種田山頭火 「其中日記」
...柔らかい白い灰は上の藁灰(わらばい)の圧力にたえかねて音もせずに落ち込んでしまった...
寺田寅彦 「凩」
...灰には石灰や土灰をも用いるが普通は藁灰(わらばい)である...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...藁灰(わらばい)のフカフカした瀬戸物の火鉢に...
徳田秋声 「新世帯」
...火鉢には新しい藁灰(わらばい)などが入れられて...
徳田秋声 「黴」
...彼は独り藁灰のそばで噛みしめた...
豊島与志雄 「塩花」
...藁灰や粟がらの灰...
長塚節 「長塚節歌集 上」
......
長塚節 「長塚節句集」
...竈のところへ行ってみると焦げた木片や藁灰(わらばい)が白い骨と入混っていた...
原民喜 「死のなかの風景」
...この火鉢へは藁灰(わらばい)の上等を沢山入れてあるがこの灰を折々取かえなければならん...
村井弦斎 「食道楽」
...すっかり火になった処で四方より藁灰をかけてよく生け込んでおく...
村井弦斎 「食道楽」
...土間は真中に新しい黒い藁灰を入れて巨大な堅炭が三角の井桁に重なり合ったまま起っている...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...藁灰(わらばい)を入れた桶だの...
吉川英治 「銀河まつり」
...赤蜻蛉(あかとんぼ)が今日は高くにいて藁灰(わらばい)のように太陽の面(おも)をかすめている...
吉川英治 「松のや露八」
...彼は又あらゆる藁灰を欲しいというのであった...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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