...薪木(まき)の天より降りてきたことがあった...
井上円了 「おばけの正体」
...天から薪木が降った」という...
井上円了 「おばけの正体」
...薪木を蹴り火花を散し...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...囲炉裡の中には電信柱ほどもある太い薪木が燻(くすぶ)っている...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...石炭の上で薪木を燃やしたんだ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...この黒い塊は石炭でもなければ薪木でもない...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...下に薪木になる柱の折れのような物を置いて何か焼いているらしかった...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...今は用なければ伐(き)って薪木(たきぎ)にでもせられたがよいと言って笑ったそうである...
永井荷風 「枇杷の花」
...工事場の子供たちは、薪木にする為に、晒されて骨のやうになつた流木や、自分たちのお八つにする為に、胡桃や栗の実を拾ひ集めるのだつた...
葉山嘉樹 「万福追想」
...今は麦の苅ったのと板とが薪木とつみこんである...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山小屋の暖炉にパチパチと薪木がもえる音...
三好十郎 「樹氷」
...あの子は私の手から小さな薪木の束をとつて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...町屋のすべてを薪木(たきぎ)とし...
吉川英治 「私本太平記」
...あとには薪木売りの薪木の束だけが残っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...やがて薪木(たきぎ)売りは戻って来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...薪木(たきぎ)売りとはまた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...薪木売(たきぎう)りを生活(たつき)としていた私だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...林の薪木(たきぎ)をひろい...
吉川英治 「親鸞」
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