...薩摩守だけの罪は無けれども...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...薩摩守齊彬公樣より江戸神田小柳町において代々彫刻を業とせる木村嘉平に命じ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「嘉平は二十五歳にして薩摩守樣の召すところとなり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その薩摩守のお屋敷へさ……」「お前が……その鉄砲と...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩摩守だのということはよくあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...松平薩摩守で、徳川御一家待遇にあるのみならず、将軍とは切っても切れぬ縁組みの間柄であるのに、幕府を軽蔑しきっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩摩守がこうだと言えば...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩摩守も同意でござる...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが出来上った時に、薩摩守が、ぜひひとつ、老中の阿部伊勢守に見てもらいたいとのことで、伊勢守が大目附あたりをしかるべく召しつれて見に来た時には、薩摩の太守が門の表まで出迎えて、ていねいな挨拶だが、伊勢守は頭を下げない、ただ会釈ばかりで玄関へ通った...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時に藩主薩摩守(さつまのかみ)は名高い西洋流の人物で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そうして島津薩摩守(しまずさつまのかみ)の名義では払われないと云(い)うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...七月三日に松平薩摩守(さつまのかみ)斉彬(なりあきら)家来戸塚静海(とつかせいかい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...薩摩守義遠などの百数十家...
吉川英治 「私本太平記」
...薩摩守忠度(さつまのかみただのり)は今...
吉川英治 「親鸞」
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