...吾々が鍋島直大侯の薨去を聞いたのはまだ耳新しい事である...
會津八一 「音樂に就いて」
...左□臣藤原時平公薨(こう)ず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...太子薨去(こうきょ)に対する万感をこめての痛惜やる方ない悲憤の余り...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...西経百三十三度四分北緯三十二度六分桑港(サンフランシスコ)ヲ隔(へだ)タル海上八百三哩(マイル)ノ洋上ニ於テ薨去(こうきょ)遊バサル...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...頗(すこ)ぶる人望のある御人であつたが大阪の行營(ぎやうえい)で薨(こう)ぜられたので...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...太子の薨去せられて後に...
内藤湖南 「聖徳太子」
...その翌年父公保が六十三歳で薨じた...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...五十二歳をもって偉大なる生涯を終えられたり」(アントン・マルシィ「皇帝の薨去とその詳報」)しばらくすると...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...式部卿(しきぶきょう)の宮がお薨(かく)れになって何ほどの時がたっているのでもないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮がお薨(かく)れになったあとで大納言が忍んで通うようになっていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こちらの大臣がお薨(かく)れにならなければ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「宮様はこの夜中ごろにお薨(かく)れになりました」と泣く泣く伝えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お心細くお見えになるようになった御薨去(こうきょ)前になって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...抽斎に先(さきだ)つて薨じたのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是より先き信子女王薨ぜさせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...御母鷹司氏景子薨ぜさせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...帝(みかど)出奔(しゅっぽん)して馬嵬(ばかい)に薨(こう)ず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...薨去(こうきょ)の当夜まで...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索