...二月廿五日太宰府に薨(こう)じ玉へり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...頗(すこ)ぶる人望のある御人であつたが大阪の行營(ぎやうえい)で薨(こう)ぜられたので...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...皇后日葉酢媛命(ひはすひめのみこと)が薨去せられた折に...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...鳥の薨去(こうきょ)を...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...天皇(てんのう)の御弟倭彦命(おんおとうとやまとひこのみこと)が薨去(こうきよ)になつた際(さい)...
濱田青陵 「博物館」
...由って女も慙じて自ら陰を撞いて薨ずとあるを...
南方熊楠 「十二支考」
...「宮様はこの夜中ごろにお薨(かく)れになりました」と泣く泣く伝えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この時分に式部卿(しきぶきょう)の宮と言われておいでになった親王もお薨(かく)れになったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...将軍徳川家茂薨(こう)ず...
森鴎外 「能久親王年譜」
...是より先き信子女王薨ぜさせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...基実は永万二年に二十四で薨じたのだから...
森鴎外 「歴史其儘と歴史離れ」
...此年家治薨(こう)じ家斉十五歳の少年を以て将軍職を嗣(つ)げり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...帝(みかど)出奔(しゅっぽん)して馬嵬(ばかい)に薨(こう)ず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いま魏王薨(こう)ぜられ...
吉川英治 「三国志」
...丞相薨(こう)ぜられるや...
吉川英治 「三国志」
...その薨去(こうきょ)は...
吉川英治 「私本太平記」
...朝鮮陣の半(なか)ば、太閤もまた、六十三を一期(ご)に、薨去した...
吉川英治 「日本名婦伝」
...敵の流れ矢に中(あた)って薨(こう)ぜられてしまわれた...
吉川英治 「源頼朝」
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