例文・使い方一覧でみる「薦め」の意味

...静子が薦める金盥（かなだらひ）の水で真似許り手を洗ふ... 静子が薦める金盥の水で真似許り手を洗ふの読み方
石川啄木「鳥影」

...靜子が薦める金盥の水で眞似許り手を洗ふ... 靜子が薦める金盥の水で眞似許り手を洗ふの読み方
石川啄木「鳥影」

...しきりにこの商売を薦めていったもんです... しきりにこの商売を薦めていったもんですの読み方
海野十三「雷」

...次の世界へ突入することを諄々として薦めてあつた... 次の世界へ突入することを諄々として薦めてあつたの読み方
海野十三「心靈研究會の怪」

...潔く自首しろと薦めました... 潔く自首しろと薦めましたの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「深夜の客」

...「弓馬の薦めがたたりましたかな... 「弓馬の薦めがたたりましたかなの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...雷孔章は、「君は国の棟梁で、賢者を薦め、不肖者を退けている人じゃないか、自個（じぶん）より議論が偉いといって、妖怪あつかいにするは怪しからん、しかし真箇（ほんとう）に怪しいものなら、猟犬を伴（つ）れてきて、けしかけたらいいじゃないか」と言った... 雷孔章は、「君は国の棟梁で、賢者を薦め、不肖者を退けている人じゃないか、自個より議論が偉いといって、妖怪あつかいにするは怪しからん、しかし真箇に怪しいものなら、猟犬を伴れてきて、けしかけたらいいじゃないか」と言ったの読み方
田中貢太郎「狐と狸」

...今日は兄の薦めに従いましょう... 今日は兄の薦めに従いましょうの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳「株式仲買人」

...このアンの薦めで... このアンの薦めでの読み方
牧逸馬「アリゾナの女虎」

...上梓にあたつては友人河上徹太郎と芝隆一君の誠意に富んだ薦めに順つて...
牧野信一「ユリイカ・独言」

...私は人の薦めによって... 私は人の薦めによっての読み方
宮城道雄「私の若い頃」

...あの妻君が君の食べるのを面白がって無闇（むやみ）に薦（すす）めたろう」大原「薦めた事も薦めたが僕も美味いから随分食べたよ... あの妻君が君の食べるのを面白がって無闇に薦めたろう」大原「薦めた事も薦めたが僕も美味いから随分食べたよの読み方
村井弦斎「食道楽」

...そう言って薦めるにきまっている... そう言って薦めるにきまっているの読み方
森鴎外「阿部一族」

...そして是がたかの自ら薦めた故であつたらしいと云つた... そして是がたかの自ら薦めた故であつたらしいと云つたの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...蘭医を薦めようとはせられなかつた... 蘭医を薦めようとはせられなかつたの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...樂な氣持で出來るだけ多讀することをお薦めしたいと思う... 樂な氣持で出來るだけ多讀することをお薦めしたいと思うの読み方
矢田部達郎「心理學」

...母はお前が帰って来てから自分の薦める人と結婚をするなら... 母はお前が帰って来てから自分の薦める人と結婚をするならの読み方
横光利一「旅愁」

...時を見てはあたくしにその人を薦めてやみません... 時を見てはあたくしにその人を薦めてやみませんの読み方
横光利一「旅愁」

「薦め」の読みかた