...あの時(とき)私(わたくし)は御愛想(ごあいそう)に滝(たき)の水(みず)を汲(く)んで二人(ふたり)に薦(すす)めたのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...文部大臣が三君の中先ず第一に坪内君を擢(ぬき)んで報ゆるに博士の学位を以てしたのは推薦者たる大学もまた坪内君の功労を認めざるを得なかったのであろう...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...魚戸こそ僕をリーマン博士に推薦し...
海野十三 「宇宙尖兵」
...退職を思い停るように薦めてくれたけれど...
海野十三 「深夜の市長」
...地方各新聞社推薦の「地方物産展覧会」を見に行って驚いた...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「弓馬の薦めがたたりましたかな...
太宰治 「右大臣実朝」
...私もハッと思って椅子を薦(すす)めつつ...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...広告に出ていた「日本青年紳士」のアドレスへ私の推薦状を同封した一書を即日正確に飛ばしたものに相違ない...
谷譲次 「踊る地平線」
...推薦抜擢して軍師...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...昌造を推薦したのも東洋かと思はれるし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...又先年自由進歩兩黨の合同するや自ら之を後任に奏薦して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...推薦者たる侯をして亦其の成功を祝せしめたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...わたくしを文科の教授に推薦(すゐせん)して下さつたので...
永井荷風 「鴎外記念館のこと」
...あつしぢや此上探りの入れやうはねえ」八五郎は首を縮(ちゞ)めて薦(すゝ)めるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薦むる詞(ことば)昔我が濁れる目に夙(はや)く浮びしことあるよろめける姿どもよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...僕(ぼく)八十八(やそはち)の薦(すす)める野菜の膳に向つて...
森鴎外 「妄想」
...(七)舜禹(しゆんう)の間(あひだ)(八)岳牧(がくぼく)咸(みな)薦(すす)む...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...たといわたくしに名誉教授として推薦される資格があったとしても...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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