...薊(あざみ)や除虫菊の咲いた中に...
芥川龍之介 「長江游記」
...綿と棘(いばら)とに身よそおいした薊(あざみ)の亡骸(なきがら)...
有島武郎 「フランセスの顔」
...薊は早速(さっそく)その晩やって来た...
伊藤左千夫 「春の潮」
...薊は二つめにさされた杯を抑(おさ)え...
伊藤左千夫 「春の潮」
...おッ母さんどうぞお酌(しゃく)を……私は今夜は話がつかねば喧嘩(けんか)しても帰らねいつもりだからまあゆっくり話すべい」片意地な土屋老人との話はせいてはだめだと薊は考えてるのだ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...壺の薊の花――狂ひ咲――が開く...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...薊(あざみ)の頭が彼にさわった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
......
永井荷風 「自選 荷風百句」
...鬼怒川をわたるみやこぐさ更紗染めたる草むしろしづかにぬれて霧雨ぞふる口をもて霧吹くよりもこまかなる雨に薊の花はぬれけり鬼怒川の土手の小草に交じりたる木賊の上に雨晴れむとす四日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...「心當りと申しますと」「薊(あざみ)の三之助は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「薊(あざみ)の三之助は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「薊(あざみ)の三之助は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...脚を刺す浜薊(はまあざみ)や燈心草から...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...一本の薊であった...
山本周五郎 「薊」
...薊州(けいしゅう)流行歌のこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...旦那は薊州の首斬り役人...
吉川英治 「新・水滸伝」
...薊(あざみ)の毒舌(どくぜつ)黄門公のお眼覚めとみえる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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