...二 薄田泣菫氏の性行薄田泣菫氏の「茶話」は如何に薄田氏の諧謔に富み...
芥川龍之介 「人及び芸術家としての薄田泣菫氏」
...「泣菫詩集」の巻頭に著者の肖像の掲げてないのは明らかに薄田氏自身も亦この欠点を知つてゐるからであらう...
芥川龍之介 「人及び芸術家としての薄田泣菫氏」
...抒情詩人としての薄田泣菫氏の如何に一代を風靡したかはかう言ふ逸話にも明かであらう...
芥川龍之介 「人及び芸術家としての薄田泣菫氏」
...岩見重太郎岩見重太郎と云ふ豪傑は後(のち)に薄田隼人(すすきだはやと)の正兼相(しやうかねすけ)と名乗つたさうである...
芥川龍之介 「僻見」
...日本でも大阪城の城壁に後藤又兵衛と薄田隼人(はやと)とが...
薄田泣菫 「茶話」
...薄田泣菫などのものを読んだ...
高村光太郎 「美術学校時代」
...つまり言へば薄田泣菫氏や蒲原有明氏やは...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...薄田研二の代理といふ男より電話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...背広姿の大野卯平と第一装の軍装の薄田が...
三好十郎 「猿の図」
...われわれの気持として――大野 そりや薄田中佐殿もわかっていられるよ...
三好十郎 「猿の図」
...三芳君とこの――薄田 そうかねえ...
三好十郎 「猿の図」
...たちまち経営が苦しくなってしまいまして――(薄田に)――第一...
三好十郎 「猿の図」
...だなあ――薄田 まあまあまあ!(と大野をおさえて)いいじゃないか...
三好十郎 「猿の図」
...こういう憲兵もいるからなあ!薄田 ハッハハ...
三好十郎 「猿の図」
...さらにまた薄田に向って二度三度と頭をさげる...
三好十郎 「猿の図」
...それまで椅子の中で眼をむいていた薄田が...
三好十郎 「猿の図」
...薄田兼相(すすきだかねすけ)のやしきへ行って兼相と会う約束がしてあるんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...肩を振って、堂々と通ってゆく態度を見とどけて、(あれなら、なるほど、薄田兼相とは、貧困時代からの旧友だろう)又八は、安心に似た気もちを抱いて、その晩は、さまざまな夢に耽(ふけ)り、あくる日を待ちかねて、定めの時刻に、人寄せ場の空地へ、霜解けをふんで行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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