...君は急に一種の薄気味悪さを感じて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...三人は余りの薄気味悪さに...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「誰だ、そこにいるのは、誰だ」誰も居る筈はなかったけれど、薄気味悪さに、老人は呶鳴(どな)って見ないではいられなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...古めかしい形容詞でも使いたくなるくらいの薄気味悪さを感ぜずにはいられなかったのです...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...半分の薄気味悪さとで...
直木三十五 「南国太平記」
...さもさも薄気味悪さうに箸をとつて...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...相手の者が吃驚りして私の顔を薄気味悪さうに眺めるので...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...さすがに私もいさゝか薄気味悪さを覚えて...
牧野信一 「病状」
...へりで唇を切りそうな薄気味悪さを感じながら...
正岡容 「寄席」
...ところがあまり晴天つづきで薄気味悪さをただよわせていた空は...
松濤明 「春の遠山入り」
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