...七分位の薄様美濃(みの)に一枚々々南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)の御名号(おんみょうごう)が書いてある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...厚薄様々の氷層を三層でも五層でも註文通りに自由に作って見せるのが一番の早道である...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...桜色の薄様を三重に張ったもので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今度のは柔らかい薄様(うすよう)へはなやかに書いてやった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...緑色の薄様(うすよう)の美しい重ね紙に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夕方から用意して蛍(ほたる)を薄様(うすよう)の紙へたくさん包ませておいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...白い薄様(うすよう)によい字が書いてある...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは淡紫の薄様(うすよう)であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...白い薄様(うすよう)に重苦しい字で書かれてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝鮮紙の薄様(うすよう)風な非常に艶(えん)な感じのする紙の綴(と)じられた帳を源氏は見て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紅(あか)い薄様(うすよう)に包まれたお文(ふみ)が目にたつので院ははっとお思いになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄緑の薄様(うすよう)の紙に書いた手紙の巻いたのがのぞいていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...小さい童女が緑の薄様(うすよう)の手紙の大きい形のと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紅の薄様(うすよう)に細かく書かれた手紙のようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紫の薄様に書いて桜の枝につけられました手紙を西の妻戸から女房に渡しているのを見ましてございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...案外にも青き薄様(うすよう)に「蘭省花時錦帳下」という白楽天の句を書いて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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