...多少は星の光が薄らぐものだけれど...
犬養健 「朧夜」
...そして所天(をつと)に對する愛が薄らぐといふことが鼻について以來...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...賊の方の心配が薄らぐと...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...おひ/\に薄らぐ...
大町桂月 「白河の七日」
...現実味の薄らぐおそれが無いでもない...
岡倉由三郎 「茶の本」
...「薄らぐじゃろう...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...益々影が薄らぐばかりだ……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...日の光が薄らぐと共に...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...靄が薄らぐと共に明るみも薄らぎ空の星が光りを増してくる...
豊島与志雄 「田園の幻」
...けっして薄らぐ折はなかろうとまで彼には見えたくらいである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...おかしい気持が薄らぐと...
火野葦平 「花と龍」
...それは苦痛の薄らぐと共に忘れたやうになつてしまふて...
正岡子規 「病牀六尺」
...爽快だとかいう想像は薄らぐ...
森鴎外 「あそび」
...次第に人通が薄らぐので...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...前途に希望の光が薄らぐとともに...
森鴎外 「なかじきり」
...その新鮮さが薄らぐ時...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...老人でなければ興趣の薄らぐ種類にちがいないが...
横光利一 「夜の靴」
...しばらくして埃が薄らぐと...
和辻哲郎 「地異印象記」
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