...筐には薄い香色の水が...
芥川龍之介 「好色」
...色の薄いが鮮麗(あざやか)に...
泉鏡花 「婦系図」
...動脈は拡張するにあたって近くの静脈から血液の薄い部分を引き寄せ...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...私の着てゐる着物のやうに薄い赤い色...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...古ぼけた炬燵と薄い掛布団とを取り出し...
豊島与志雄 「母親」
...虚弱そうな薄い高い鼻が...
豊島与志雄 「反抗」
...紙よりも薄いではないか」「国許の奴等に逢わんか...
直木三十五 「南国太平記」
...麺麭((パン))の黄を薄い硝子に被(き)せかける明るい日向にかぢかむで...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...薄い羅紗製(らしゃせい)の上靴(スリッパー)を突(つっ)かけた素足(すあし)の甲を被(おお)っていた...
夏目漱石 「明暗」
...そのうち薄い霜(しも)が降(お)りて...
夏目漱石 「門」
...長い剣は(余程薄いと見えて)恐ろしくしないながら牛の頸筋に嵌まった...
野上豊一郎 「闘牛」
...死顏に薄い化粧の匂ふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄い座布團を出したり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帯は薄いクリーム色の白筋博多...
林芙美子 「晩菊」
...鰭(ひれ)と尻尾とは薄い金の板となり...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...その上に正しい民藝を建てようとするなら望みは薄い...
柳宗悦 「工藝の道」
...薄いホコリを冠った一面のリノリウム張りになっていて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...偃松の幾谿を越えて遠くの方に薄い煙が見える...
吉江喬松 「山岳美觀」
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