...(十一月一日)理解一時は放蕩(はうたう)さへ働けば...
芥川龍之介 「雑筆」
...渠は神經とエネルギとの蕩盡を男性的...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...遊蕩兒の素質は充分にあつても二人とも下戸なのだ...
小穴隆一 「二つの繪」
...□遊蕩のための遊蕩のよろしさ!□私には好悪はあるが美醜はない...
種田山頭火 「其中日記」
...女の容姿に横からつくづく見蕩(みと)れていた...
近松秋江 「黒髪」
...彼女の心を蕩(とろ)かすような不思議な力をもっていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...半ば必然の要求である淫蕩に身を委ねはじめました(そうです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...わたしは普通に遊蕩児と呼ばれているものになってしまいました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...始(はじめ)て自分は淫蕩(いんとう)な妾上(めかけあが)りの女に金で買われている男妾も同様なものである事に心づいた...
永井荷風 「ひかげの花」
...聞(き)く人(ひと)の耳(みゝ)には洒落者(しやれもの)の蕩樂(だうらく)と取(と)られぬべき事(こと)...
樋口一葉 「われから」
...第二十章放蕩(ほうとう)息子帰還お金があれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...故郷の村で遊蕩を試みたことがあつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...此の如くして教育せられたる子は必ずや放蕩自恣(ほうとうじし)...
正岡子規 「病牀譫語」
...かの放蕩(ほうとう)の片里を好み...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...けれどもあらゆる種類の豪奢、乱行、淫蕩な思いつき、遊惰、贅沢にかけては、我々もほんとうに彼らに負けないだけのことをやっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人の流れは祭りのように駘蕩(たいとう)として...
横光利一 「上海」
...私はなにも私の放蕩流連をきわめた若い日を恋わんがために紅梅を欲しがっていたわけではないが...
吉川英治 「紅梅の客」
...人蕩(ひとた)らしの名人といわるる秀吉から...
吉川英治 「新書太閤記」
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