...花片(はなびら)と蕊(しべ)と...
泉鏡花 「海神別荘」
...自分の見た中にはどうも雄蕊雌蕊(おしべめしべ)を兼備しているらしいものも見えた...
寺田寅彦 「高原」
...雌蕊(しずゐ)へ塗り付(つ)けて置くと...
夏目漱石 「それから」
...雌蕊へ塗り付けて置くと...
夏目漱石 「それから」
...牡丹(ぼたん)の蕊(しべ)などであったということです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元来花托とは花梗(かこう)の頂端で萼、花弁、雄蕊(ずい)、雌蕊の出発しているところではないのか...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そして花中には雌雄蕊があって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この雄蕊は被鱗と互生す...
牧野富太郎 「植物記」
...竹の花に在ってはその雄蕊の数はそれ最も注意すべき要点にして...
牧野富太郎 「植物記」
...次に雄蕊が三つあって花の開いている時...
牧野富太郎 「植物記」
...茎は緑色で枝を分ち花は小さくて多数総状花穂に着き白色の十字花で花中に四長二短の大雄蕊を有する...
牧野富太郎 「植物記」
...これには萼はあるが花弁が不発育で雄蕊も僅かな数しか無くその中央に子房があり柱頭を有する...
牧野富太郎 「植物記」
...また雄蕊が弁化したものなどもあって実にその様子が千状万態で...
牧野富太郎 「植物記」
...花内(かない)に多雄蕊(たゆうずい)と多雌蕊(たしずい)とがある...
牧野富太郎 「植物知識」
...雌蕊(しずい)が備(そな)わっていて...
牧野富太郎 「植物知識」
...花中(かちゅう)には四雄蕊(ゆうずい)がある...
牧野富太郎 「植物知識」
...蕊(ずい)まで見えるし触れてゆくので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...打合せが済むと花びらは弛いこなしで蕊の方からくずれて行った...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
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