...芭蕉さへ一通り偉さがわかるやうになるのは...
芥川龍之介 「雑筆」
...芭蕉が死ぬ半月ほど前(まへ)から死ぬところまでを書いてみる考であつた...
芥川龍之介 「一つの作が出来上るまで」
...芭蕉(ばせを)の「奥の細道」もやはり又この例に洩れない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...芭蕉の葉を煎じて飲むと...
泉鏡花 「婦系図」
...芭蕉に二千の門葉ありて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...また実際今日の俳句というものは芭蕉の力で作り上げられたといってもよいのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...このひとは其角と並び称せられた芭蕉門下の双壁(そうへき)であったのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...芭蕉も不機嫌、理窟っぽくさえなって来た...
太宰治 「天狗」
...汝は汝の運命のつたなきを泣け!(芭蕉が大井川のほとりで秋風の捨児に与へたと同一の語句だ)夕飯も茶漬でぼそ/\だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...芭蕉句碑もあつた...
種田山頭火 「旅日記」
...「芭蕉は花が咲くとそれきり枯れてしまうっておとうちゃま...
寺田寅彦 「花物語」
...芭蕉はその「寂しおり」の杖(つえ)を離さなかった...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...孤独に寂しく漂泊していた旅人芭蕉が...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...芭蕉庵の苔むした庭にたたずみ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...芭蕉が、名月や門へさしくる潮がしらと吟じ、深川に住つてゐたのは元祿のころだつた...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...源順(みなもとのしたごう)の『倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)』にも芭蕉を和名発勢乎波(バセヲバ)と書いてあるところをみると...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蕪村の天明におけるは芭蕉の元禄におけるが如くならざりしといへども...
正岡子規 「俳人蕪村」
...次に石本博士の「地震と芭蕉」という文の一節をかかげる...
武者金吉 「地震なまず」
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