...蕈(きのこ)にそっくり真似た砂糖菓子が出た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...或る食用蕈は栽培されてゐるが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...『それを温床蕈といふのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...父親は炭でも蕈でもそれがいい値で売れると...
太宰治 「魚服記」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として審査の諸先生に松蕈(まつたけ)などを贈るとかの噂(うわさ)も有之...
太宰治 「花吹雪」
...」]蕈(きのこ)のような形をした変なものを掘り出した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...秋には坊の食膳にかならず蕈(きのこ)の類が上(のぼ)される...
津村信夫 「月夜のあとさき」
...祭り日の幟(のぼり)立並ぶ景色に松蕈(まつたけ)添えて画きし不折(ふせつ)の筆など胸に浮びぬ...
寺田寅彦 「東上記」
...椎蕈ムロを拵(こしら)えると云っては屋根屋の手伝をしたりした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鱚(きす)のムスビは残して松蕈(まつだけ)とミツバばかり食った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...松蕈(まつだけ)に晩(おそ)く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蕈(きのこ)のようにニョキニョキと頭をそろえている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...今から二八二年前の正徳五年(1715)に発行の『倭漢三才図会(わかんさんさいずえ)』に「薄皮アリテ灰白色肉白ク頗ル麦蕈(ショウロ)ニ似タリ煮テ食ウニ味淡甘ナリ」と書かれて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...傘蕈としてある図のものは蓋しカラカサダケであろうと思う...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...琴の星がずうっと西の方へ移ってそしてまた蕈のやうに足をのばしてゐました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...毒蕈(ぶすきのこ)だべ...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...蕈こ取りにも会わねえして……...
矢田津世子 「凍雲」
...あの灰色の柔かい傘を有った蕈(きのこ)が...
柳宗悦 「全羅紀行」
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