...蕃人の騒ぎは一応はかたづいた...
中村地平 「霧の蕃社」
...間もなくやって来たのは井上玄蕃と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「おや?」馬を停めた井上玄蕃(げんば)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鹿児島だけにはそれが蕃殖(はんしょく)していつの頃にか船で運ばれたものと想像せられており...
柳田国男 「海上の道」
...例の有名な玄蕃頭(げんばのかみ)の子息で...
柳田国男 「故郷七十年」
...とうとう一つのスゴイ手を考え付いたのです……ちょっと生蕃小僧という名前だけ聞くと人相の悪い...
夢野久作 「二重心臓」
...それから生蕃小僧が立去って後(のち)に...
夢野久作 「二重心臓」
...「うぬッ」と玄蕃は足を取られながら...
吉川英治 「剣難女難」
...玄蕃の姿を見かけた時は...
吉川英治 「剣難女難」
...拙者と共に宿所まで同道してもらいたい」「は……」いかにも神妙そうに小腰を屈(かが)めた玄蕃は...
吉川英治 「剣難女難」
...大月玄蕃さえ世に亡き者となれば...
吉川英治 「剣難女難」
...いまにも、大夕立になりそうだわ」床几脇(しょうぎわき)の一人へいったが、逆にその玄蕃が、強風の中をこッちへ泳いで来るのが見えた...
吉川英治 「私本太平記」
...玄蕃」「殿っ...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれ玄蕃の子飼(こがい)であろうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允はすぐ敵の進路に...
吉川英治 「新書太閤記」
...もって玄蕃允に諭(さと)させた...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃を説けぬのもむりはない」「おゆるし下さいまし」「なんの...
吉川英治 「新書太閤記」
...――松ヶ島城は、逆臣津川玄蕃の居城だが、玄蕃その者は、すでに長島で誅殺した...
吉川英治 「新書太閤記」
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