...あるとき蔬菜の画を描き...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...爾将レ食二田之蔬一...
高木敏雄 「比較神話学」
...蔬菜の類もまた多少の損害を免れぬという...
寺田寅彦 「話の種」
...地上に育つものは穀物蔬菜何も出來ず...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...余老來好んで菜蔬を食す...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...臥シテ聴ク羸馬(るいば)ノ残蔬(ざんそ)ヲ(か)ムトイフトコロコレナリ...
永井荷風 「向嶋」
...固より面倒な丹精が要(い)る代りには蔬菜の栽培程百姓の仕事として利益なものはないのであります...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...さゝやかなる店に蔬菜のうれのこりたるも哀れなりうるほへば只うつくしき人參の肌さへ寒くかわきけるかも二十六日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...蔬菜類は非常に人手を要するからである...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...さて武蔵国相模国山中にイハチサ一名イハナとて葉はげにも菜蔬のチサの葉に似て石転(イワワ)の苔むしたる所におふものあり...
牧野富太郎 「植物記」
...「園蔬頗肥、贈菅先生、誇其美云...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...肥※自愛満畦蔬...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...摘蔬為羹侑予...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雑事に栽培蔬菜(そさい)を用い始めたのは古いことではあるまい...
柳田國男 「食料名彙」
...フクタチ茎立(くきだち)すなわち蔬菜の春になって薹(とう)に立つことであるが...
柳田國男 「食料名彙」
...二人で蔬菜(そさい)を育てたり...
山本周五郎 「初蕾」
...一籠(ひとかご)の蔬菜(そさい)か...
吉川英治 「新書太閤記」
...たまに彼女はかつて母とともに杭州(コウシュウ)の西湖(サイこ)にある功徳林蔬(そ)食処へ精進料理を味わいに行った...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
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